カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

アブソルがどんなポケモンか分からない人へのアブソル育成論 その5 ~スカーフ型・特殊型~

さぁ今回はあんまり日の目が当たらない二つの型を一気にお話しちゃうぞ!!
ここまで来ると完全に蛇足感満載だよな」とか言っちゃだめだぞ~~~!



決して酒に酔ったテンションではありません


はい、ふざけたノリは置いといてスカーフ型のお話からしていこうと思います。
スカーフ型、文字通りこだわりスカーフを持たせて戦うアブソルのことですね。
アブソルの素早さ種族値は75族、最速であれば130族を抜け、準速でも120族まで抜くことができます。
また、概論などでもお話しした通りアブソルは物理・特殊共に非常に広い攻撃範囲を持ちます。
そのため技に困ることは無く、先手で相手の弱点を突いて回ることができます。
物理スカーフ型、両刀スカーフ型、共に可能なところも魅力と言えるでしょう。
しかしながらそんなスカーフ型アブソル、中々見ることがありません。そもそもアブソル自体見ないとか言うな。
何故なのか?理由は至極単純です。




メインウェポンが貧弱だからです。





そう、スカーフ型となるとアブソルの代名詞ともいえるふいうちを使用することができません。
そのためメインとなるのが威力70のつじぎり(タイプ一致で威力105)と非常に貧弱な上につるぎのまいといった積み技の使用も不可能という小回りの利かなさ、こういった点がスカーフ型の魅力を一気に落としてくる要因となるのではないでしょうか。

ではどういった使い方をしていけばいいのか。
勿論ヒヒダルマの様にとりあえずフレアドライブしておけば何とかなるようなスカーフ型とは違います。
アブソルのスカーフ型は先発で出して高火力でごり押していくのではなく、試合の後半になってダメージを負った相手に先手を取って狩っていくスタイルが基本となるでしょう。
幸い攻撃範囲は広いのと、攻撃種族値は高いのでダメージを負った相手の突破は楽でしょう。
ヒヒダルマムクホークの様なスカーフ型と比べると随分地味な戦い方ですが、役割はしっかりと果たしてくれるでしょう。

それではどんな技が選択肢に入るのか、軽くご紹介しましょう。

~物理技~

Ⅰ.つじぎり
スカーフ型のメインウェポン。ふいうちのような不安定さはないものの火力が無いため、等倍相手はまず落とせないと考えてください。 ていうか高耐久相手だったら弱点付いても落とせない。
また、H4振りラティオスを確定で落とすためには性格補正有でA220振りする必要があるため、特攻にも大きく努力値を割くことが多い両刀型で確定で落とそうとするにはメガホーンと併せる必要があります。

Ⅱ.ばかぢから
メインウェポンより火力のあるサブウェポン(これ重要)。
そろそろ聞き飽きたと思うけど攻撃範囲、火力共に優秀なサブウェポン第一候補。
ただし使う度に能力ダウンするところが玉にキズ。

Ⅲ.メガホーン
メインウェポンより(ry
連打しやすいので等倍以上さえ取れれば非常に頼りになる技となるでしょう。
両刀型でラティオスを落としたい場合はこちらを採用することで努力値を大きく節約することができます。

Ⅳ.ストーンエッジいわなだれ
こちらも攻撃範囲が優秀なサブウェポン。
いわなだれならば怯み狙いもできるところが魅力。

Ⅴ.つばめがえし
ヘラクロスビリジオン・ポイヒキノガッサをピンポイントで落としていけます。
相手は基本居座るので奇襲をかけやすいでしょう。
キノガッサがテクニシャンだったりスカーフヘラクロスだったら諦めてください。

Ⅵ.しねんのずつき・サイコカッター
ダメージを負った相手を狩る、という名目ならば一応選択肢として入ります。
ただし無傷の場合よほど耐久が無い限りは基本落とせません、ゴウカザルすら落とせません。
本当に相手がある程度ダメージを負っている時だけ落とせます。え?ローブシン?耐久振ってないとマッパで死ぬわ。
一応しねんのずつきには怯み効果が期待できます。


~特殊技~

Ⅰ.あくのはどう
つじぎりより威力は高いですが種族値の関係上こちらもそんなに火力はありません。
ただし耐久ゴーストに多いおにびを受けても火力が落ちないところや、怯み効果がある点は優秀です。

Ⅱ.だいもんじ
攻撃範囲が優秀なサブウェポン。
両刀スカーフならやはり外せない技。

Ⅲ.れいとうビーム・ふぶき
先手でガブリアスなどを落とせる点が優秀ですが、れいとうビームの場合は性格補正をかけなければC252振りでも高乱数なので注意してください。
ふぶき採用の場合は性格補正無しでもC84振りでガブリアスを落とすことができます。

Ⅳ.10まんボルト・かみなり
かなり低耐久の水タイプとギャラピンポです。
こちらも性格補正をかけないと10まんボルトで耐久無振りギャラドスは中乱数一発です。
ただしりゅうのまいを積まれていなければ性格補正有A252振りのギャラドスたきのぼりでも確定で耐えます。
アクアテールはこちらがB28振りすることで確定で耐えることができます(また、この振り方は性格補正無しガブリアスダブルチョップを砂ダメージ二回込みで耐えることもできます)。
かみなり採用の場合はC132振りすることで耐久を振っていないギャラドスは落とせます、ただしH252振りギャラドスはC252振りでも中乱数一発のため、確定で落とすには性格補正をかける必要があります。

~その他~

Ⅰ.さきどり
折角スカーフ持たせてるから……というにおいがプンプンします。
一応格闘タイプやドラゴンタイプが主な標的となります。


最後に軽く育成例を挙げてスカーフ型のお話を終わりにしようと思います。

Ⅰ.
性格:いじっぱり
努力値:H6 A252 S252
技構成:つじぎり ばがぢから ストーンエッジ メガホーン
備考:シンプルに物理一本に絞ったスカーフ型です。 ストーンエッジについてはウルガモス辺りを狩れればそれで問題ない場合、いわなだれに変更しても構いません。 しかし今回は火力重視も兼ねてこちらを採用。
性格がいじっぱりのためつじぎりでもラティオスを狩ることができるため、メガホーンを採用しなくてもいいように見えますが、丁度120族まで素早さを抜く事ができるのでジュカインなども突破が楽になります。

Ⅱ.
性格:やんちゃ
努力値:H4 A44 B28 C180 S252
技構成:つじぎり メガホーン だいもんじ ふぶき
備考:攻撃範囲をほぼ特殊方面に任せた両刀スカーフ型。 ちなみにAの努力値はこの振り方でH4振りラティオスメガホーンで確定一発で落とすことができます。
また、ふぶきはH振りをしているガブリアスを高乱数一発で落とすことができます。
耐久はガブリアスのダブルチョップを砂ダメージ二回分込みで一回耐えることができます。
まぁ砂ガブ相手にふぶき当たったら奇跡みたいなもんですけどね!!!



次に特殊型のお話に入ります、こちらはサクリとお話しましょう。
戦い方は両刀型と似通っており、相手の弱点を突いて回るというのが基本スタイルとなります。
性格は火力の底上げもあり、おくびょうよりもひかえめを推奨します。
そして技候補は以下に挙げます。

だいもんじ
れいとうビーム・ふぶき
10まんボルト・かみなり
あくのはどう・ふいうち

この中から構成していくことが多いでしょう。
さて、ここで一つ技の中でお話しておくことがあります。
あくのはどうとふいうちについてです。
特殊型を育成する上で悪技のスペースはこの二つの内どちらかになります、これは性格がたとえひかえめであっても変わりません。
ではどちらを採用したらよいか、この二つの技の特徴を見て決めていきましょう。

あくのはどう
・怯み効果を持つ
・ゴーストなどにも安定してダメージを与えられる
・やけどを負っても威力が減少しない
・思っているほど火力が無い

~ふいうち~
・先制技のため、素早さが負けていても落とせる相手が増える
・性格が下降補正でもあくのはどうと威力がほとんど変わらない(C特化の実数値139 下降補正Aの個体値V努力値無振り時のAの実数値135)
・読まれやすく、失敗する事がある
・やけどを負うと火力が落ちる

安定感を見るとあくのはどうの方がいいように見えますが、実際バトルをしてみると先制技が欲しくなる時が多々あります、そういう場面においてはふいうちの方が優秀ともいえます。
勿論どちらを採用しても構いません、ただし個人的な意見を言えばやはり先制技であるという点ではふいうちの方が便利なように思えます。

では最後に型をいくつか紹介して終わりにしようと思います。

Ⅰ.
性格:うっかりや
努力値:A40 B36 C252 S180
技構成:ふいうち だいもんじ 10まんボルト れいとうビーム
持ち物:きあいのタスキ
備考:準速ハッサム抜き いじっぱりオノノクスのダブルチョップ確定耐え
多少の耐久調整と素早さ調整を施した両刀に近い特殊型です。 きあいのタスキを持たせることを考慮して性格はひかえめではなくうっかりやを採用しました。
耐久の方ですが勿論オノノクスに既にりゅうのまいでも積まれたりしたら確実に落ちます、ただ初手の対面等でなら舞われてもれいとうビーム→ふいうちで落とすことができます。

Ⅱ.
性格:ひかえめ
努力値:H252 B108 C148
技構成:ふいうち だいもんじ 10まんボルト れいとうビーム
持ち物:たつじんのおび
備考:いじっぱりガブリアスげきりん確定耐え いじっぱり珠ルカリオしんそく低乱数一発(つるぎのまい一積み時)
耐久調整を施した特殊型。 弱点を突く事を前提としているので火力補強にたつじんのおびを採用、勿論ガブリアスくらいなられいとうビームで確定で落とせます。
また参考程度にルカリオの事も載せましたが、これは相手がアブソルの耐久を舐めて格闘技を使用せずしんそくを使ってくる場合が多いので載せておきました。


というわけで今回は「スカーフ型・特殊型」についてのお話をしてきました。
そして育成という面でお話したい事は大体終わらせたので、次回からはオマケの様な形でちまちまと更新していきたいと思います。
まだ色々お話したい事があるもんで……主にどこぞの悪・鋼のアカレンジャーとの違いとか色々と。
そちらのお話にも興味がありましたら是非、お楽しみを。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました、それではまた次の機会に。