”私のアブソル”の全て
カビ丸と申します。どこにでもいる普通のポケモントレーナーです。
この記事は、らくとせさん(@Crys_klee)主催の「種族統一Advent Calendar 2022」の25日目となります。
種族統一とは何ぞや、という方に向けて簡単に説明いたしますと、種族統一とは「同じ図鑑Noのポケモン3匹以上で組んだパーティ」です。
詳しくは下記にリンクを設けましたのでそちらをご覧いただけると、より理解が深まるものと存じます。他の方々のコンテンツも、いずれも唯一無二、読めば一読三嘆されること必定のものばかりと確信しております。
当記事の感想は、ブログのコメントに直接又はTwitterでハッシュタグ「#種族統一アドベントカレンダー2022」をつけて呟いていただけると助かります。
さて、種族統一アドベントカレンダー最終日の本日は12月25日。
何の日か皆さんご存じですよね?
そうですね、アブソルの日ですね。
一年の内で本日が359日目、全国図鑑No.359と言えば勿論アブソル。ピカチュウがでんきタイプであることくらい知っていて当然の知識。
加えてこの日は世界中で赤緑白に彩られていますね。これは色違いアブソルの配色を表しています。
かわいい
更に今回種族統一アドベントカレンダーに参加されている人数は私を含めて24名。他の23名の方達が各々一匹アブソルを育成していると仮定すると、私の育成数764匹と合わせて平均を取れば、(764+23)/24≒32.8。つまり一人あたり約33匹のアブソルを育成している事になります。アブソルが超人気使用率トップのポケモンであるということが、ああ、いや駄目だ私のアブソルは私のものだ。誰にも渡さない。やっぱこの理論は無しで。
ともあれ、上記の理由からまさに今日が世界を通してアブソルの日であることは揺るぎない事実でしょう。しかも今年はアブソルが初めて登場した「ポケットモンスター ルビー・サファイア」が発売して20年の節目、素晴らしいですね。こんな日にアブソルの記事を書かずにいつ書くというのか。
そんなわけでアブソルに関する記事を書くと決心したので、アブソルについて思いの丈を滾々と語ろうかと最初は考えたのですが、思い返せば既に似たような記事を書いていたのを思い出しました。流石に自分で自分の二番煎じを作るのは如何なものかと思い、この案は没に。
記事に関しては下記に載せておきましたので、ご自由にお読みください。
では、何をするか。
その結論がこちらになります。下記のリンクに私のアブソルの全てを記ます。
ご覧いただけたでしょうか。
私が四世代から八世代まで育成し続けてきたアブソル総勢764匹分の全ての育成データをあの中に記しました。
どなたでもご自由に閲覧いただけますので、心行くまでお楽しみ下さい。
今回のメインは上記のスプレッドシートが全てになります。
しかし、情報量は決して少なくない以上、皆さま個々人で情報を処理するには限界があると存じます。
よってこれ以降は、各世代毎で特に思い出深い子達を、当時の環境や種族統一周りの話に触れつつ、簡素な形ではございますが、紹介させていただきたいと考えております。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
アブソルの基礎スペック
語る前に簡単にアブソルの能力等を載せておきます。
アブソル
タイプ:あく
体重:47.0kg(けたぐり威力::60)
特性:プレッシャー・きょううん/せいぎのこころ
種族値:65-130-60-75-60-75 (計:465)
見ての通り突出した攻撃力の高さが目を引き、他の能力は平均よりやや下回る程度という如何にもなホウエンスペックのポケモンです。
攻撃力の高さとタイプ一致でふいうちが使える点がアブソルの強さのかなりのウェイトを占めていますが、攻撃技変化技共に覚えるものも多く、能力も最低限のラインを持っているおかげで、幅広い戦術を取る事が出来ます。
とはいえ、攻撃以外が並みを下回っている事には変わりなく、その辺りを如何にカバーするかが肝になります。
タイプ:あく
体重:49.0kg(けたぐり威力:60)
特性::マジックミラー
種族値:65-150-60-115-60-115 (計:565)
6~7世代限定でメガシンカが使えます。耐久面は一切変化せず、特攻と素早さが大幅に上昇しています。おかげで特殊型や両刀型は「いのちのたま」を持たせた通常アブソルよりも強く、種族統一では両刀や特殊の要としても働けます。
特性のマジックミラーのおかげで相手のおにびやちょうはつを気にせず積み技を使える点も優秀です。
総合的には、攻撃性能が高く、防御が弱いという突出した能力となります。
しかし、先述した通り高い攻撃とタイプ一致でふいうちが使える点に加え、つるぎのまいといった優秀な積み技の存在もあり、攻撃に努力値を回さなくても三縦を狙える火力を有することや、振れば思いの外耐えられる耐久力を有するおかげで、努力値の振り方だけでも無限の可能性を秘めており、技の豊富さも併せれば、育成案など考えが尽きる事はあり得ません。
更に世代を経る度に環境に合わせた新たな戦術も見出せるため、とても素晴らしく、魅力あふれるポケモンだと考えております。
なにより賢く、逞しく、可愛く、格好良く、そして美しい
四世代(バトレボ時代)
当時のアブソル、カッコいい
・概要
「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」から「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルソルバー」までの四年間が四世代と呼ばれています。
ポケモン史上初のwifi対戦が実現した世代であり、主な対戦媒体はランダム対戦も可能であったwii専用ソフト「ポケモンバトルレボリューション(通称バトレボ)」でした。
私が対戦を本格的に始めたきっかけもこのバトレボの存在が大きく、対戦に於いてはアブソルもその頃からの付き合いです。
当時はランダムマッチで種族統一が可能だった時代で、ニコニコ動画・ニコニコ生放送など動画配信環境も盛り上がりを見せていた時期でもあるため、種族統一環境の最盛期でもありました。
反面、当時の育成環境は現在と比べて敷居が高く、一匹育成するにも時間がかかり、そのため、複数種の種族統一をする人よりも、親個体等が揃っている自分の相棒ポケモンのみ種族統一する人が多いように感じました。
ですので、この時代で複数種の種族統一を所持している人は間違いなく狂人です。
この時代、アブソルと一緒に戦う時は専ら種族統一で、この時通常対戦でのアブソルはあまり開拓してきませんでした。
対戦初心者、同時にアブソルの事もよく分かっていなかった時期でしたので、全て手探りでアブソルの育成を進めていた時期でもあります。ですので、迷走した型も多く、今改めて振り返ってみると、何故こんな型を育成したのかと問い詰めたくなる子も散見されます。
・環境
物理特殊が技ごとに設定された最初の世代であり、アブソルはその恩恵を大きく受けた時代でもあります。
特に四世代から初めて登場したふいうちはアブソルとの相性も良く、当時はふいうち最高火力の使い手である事も一つのアイデンティティーでした。
反面、安定した火力の悪技が少なく、ふいうちだよりの印象を大きく受けたこともあり、「上級者向けで、高度な読みが要求されるポケモン」とよく評価されていました。
・思い出のアブソル
1.PBR001
私がバトレボ時代に初めて育成したアブソル。
右も左も分からず、当時頼りにしていた個人サイトの育成論を見てそのまま育成したアブソルですが、今思うと何故H振りしているのに持ち物が「きあいのタスキ」なのか、疑問に思わなかった過去の私に問い詰めたい。
この子との思い出は、初めてランダム対戦をしたときの事。
初めて当たった相手に早くアブソルと戦いたい一心で選出。
サンダース相手に繰り出してつるぎのまい、そしてタスキ発動で耐えてからお返しのふいうち……を決めようとしてどくどくで躱されて何もできずに落ちていった……十年以上経った今でも鮮明に思い出せます。
ポケモンバトルの厳しさをこの子と共に身を以って知りました。
2.PBR017
バトレボ時代に二匹目に育成したアブソルです。
このあたりから種族統一を組もうと決心して育成に取り組んでいたような記憶があります。
ちなみに育成した当初は技構成をさきどりとつじぎりだけにするというストロングスタイルでいたのですが、途中で流石にまずいと気付いて今の構成に落ち着きました。
ただ、当時はプラチナ購入前だったので、ばかぢからを覚えさせられず、代わりにシザークロスを搭載していました。*1
この子とは種族統一結成当初からバトレボの終焉まで、メインのアブソル統一でずっとスカーフ型として活躍してくれた子です。特別印象の残る試合をしたというわけではございませんが、常に安定した働きを見せ、一番愛着の湧いた子であったと感じています。
3.PBR044
初めて手に入れた色違いアブソルです。孵化作業中に偶然産まれました。
当時の厳選環境もあり、性格も個体値も理想とは程遠いものとなりましたが、嬉しさのあまりそのまま育成した子です。
この頃私は、ニコニコ生放送で開催されていた種族統一大会に参加した後で、その大会がアブソルの耐久に関する考え方を大きく変えるきっかけとなってくれました。
そこで半減実持ちの耐久調整を施したアブソルを育成しようと厳選していたところに真っ赤なアブソルが爆誕した次第です。そういえばヨプのみも真っ赤ですね、運命かな?
調整は備考欄にある通り、A125族の一致120弱点を確定で耐えます。また、不一致であればフーディンクラスのきあいだまも耐えるので、対格闘以外にも重宝しました。
他にもアブソル統一相手でもばかぢからで攻める事が多いので、対アブソル統一キラーとして仕事をしてくれました。
ちなみに当時からフェイントは習得できましたが、四世代はまもる、みきりを使っている相手以外には失敗する仕様で、優先度も+1だったため、タスキ潰し技は専らでんこうせっかでした。
4.PBR050
種族統一パーティは、一種類のポケモンで全てを相手にしなければなりません。そして種族統一戦となれば、相手が誰なのか分かっていれば如何に対策するかも一つの醍醐味となっております。
所謂メタを張るというわけですが、今まで育成したメタの中でも特に思い切った構成なのがこの子になります。
当時ギャロップ統一を使われている方がいらっしゃり、その方がさいみんじゅつを活用するギャロップ統一だったので、眠り対策のねごとを搭載し、ねごとで確実に有効打を引くために攻撃技はストーンエッジのみ、持ち物はメガホーン対策の「タンガのみ」という形になりました。
B個体値が壊滅的でしたが、結果は無事二縦を決めてくれたので、上々だったと感じています。
5.PBR065
No.PBR044でお話したように、私はバトレボ時代の途中からアブソルに耐久調整を施すようになりました。その時に育成した子の中で、一番完成度が高いと感じたのがこの子です。
当時からアブソル統一で特殊型に要求される事は、物理で弱点をつけない相手に対応することで、その対象となるポケモンのほとんどが特殊よりも物理で攻める相手が多い*2ため、物理耐久を高めたこのような型になりました。
実際、役割対象にこれ以上ない活躍を見せてくれ、バトレボ以降の世代のアブソル統一を組む時も、しばらくこの型をベースに育成をしたほどです。
ちなみに特殊型でふいうちを搭載した理由ですが、当時のふいうちの威力は80、そしてA下降補正であっても個体値Vであれば攻撃実数値は135、一方C特化した時の特攻実数値は139で、実は数値だけならあくのはどうとほとんど変わらない威力を叩き出せます。
そして種族統一の特殊型であれば「こだわりメガネ」持ちだろうと想定する人も一定数いたので、その油断を付ける意味でもふいうちを採用していました。後はシンプルに先制技が欲しかった。
ちなみに余談ですが、この子を育成する前に、この型のアブソルとまったく同じ努力値振り、技構成、持ち物の子がいました。
ですが、素早さ個体値があまりにも低かったため、育成し直しを余儀なくされました。
当初は素早さは低くても問題ないと考えていたのですが、とある試合をきっかけにこれはまずいと感じて再育成をした経緯があります。
ですので、本当の事を言えば、私のアブソルの育成数は765匹となるのですが、その子は他の人に差し上げてしまったので、もう私の手元にはいません。*3
よって正確な事を申し上げれば、今現在私の手元にいる育成済みアブソルの数が764匹ということになります。
ちなみに、「これはまずい」と思ったきっかけの試合が動画に残っておりますので、そちらも紹介させていただきます。
6.PBR070
イバンのみが初めて登場したことを受けて育成した子です。
とにかくイバンさきどりを試したかっただけという、大分遊び心に満ちた子です。
実際、カイリュー相手にイバンさきどりからのげきりんを決められたので、今でも印象に残っています。
尚、その次に出てきたボスゴドラにきっちり受けられてしまいました。かなしみ。
五世代(BW時代)
当時は常に動くドット絵が特徴的でしたね
・概要
「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」そして続編の「ブラック2・ホワイト2」までの三年間が五世代となります。
バトレボの時と大きく変わったのは、レート戦の導入とwifiランダム対戦で種族統一が使用不可能となった点です。
一応フレンド対戦で対戦可能ではあったものの制限が厳しく、対戦の窓口が最も狭かった時代であり、バトレボ自体も機能していた事から、私はBWでほとんど種族統一戦を経験していません。
ですので、この時代のアブソルは全て通常パーティ用のアブソルに特化しています。
この頃からアブソルの育成方針が固まり、自分の拘りのようなものが生まれてきたように思います。
・環境
五世代から登場したポケモン特有の種族値が織りなすパワーインフレの時代に突入したという印象です。
アブソルの性能自体は四世代と変わらなかったのですが、天候パの存在や、先述した高火力のポケモンたち、各種タイプのジュエル*4等の影響で、剣舞するアブソルに、耐久に大きく努力値を回すスタイルが私の中で確立されていきました。
・思い出のアブソル
1.BW016
五世代の中で思い入れのあるアブソルというと、真っ先に思い浮かぶのがこの子です。所謂「おいふい型」というものです。
私の五世代のアブソルの全てを体現していると言っても過言ではありません。
当時、私の中で努力値の最低ラインと技構成がありました。
性格いじっぱりの場合、努力値はH252A44S60、技はふいうち・ちょうはつ・つるぎのまいは確定、残りはおいうち・ばかぢから・メガホーンのいずれかというものでした。
その辺りの細かいお話については遥か昔にブログに書き綴っておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。
一応この最低ラインでH4振りラティオスをふいうちで確一*5、準速ラッキー抜き*6、耐久は物理特殊共に特化130族の一致100まで確定耐え*7します。
ただ、この子に関しては確実にシャンデラクラスの攻撃を耐えるため、攻撃だけ最低ラインを下回る形になりました。
今考えれば、特殊方面だけを意識して、Hを落としてDに回すことでA44に届かせるのもありだったかなと思います。
話がそれましたが、このアブソルとの思い出はやはりちょうはつとおいうちの存在でしょうか。
当時からはたきおとすを習得できたアブソルですが、その時の威力は脅威の20、加えてアイテムを持っている相手に火力補正も乗らないという残念仕様。
じごくづきもなければかみくだくはずっと使えない。ですので、アブソル的にそこそこ以上の威力があって安定した物理悪技がつじぎりしかなく、火力も中途半端なため、結果中途半端なSを補え、アブソルの代名詞ともいえるふいうちに頼らざるを得ない現状がありました。
おかげでアブソル=ふいうちの印象は五世代でも強く、変化技で空かされるのが当然という日常、ゴーストタイプ*8がアブソルの前で素直に引く事など絶対にありえませんでした。
その問題を解決したのがちょうはつであり、おいうちでした。
変化技さえちょうはつで縛ってしまえば、流石のゴーストも引かざるを得ません。そこにおいうちを叩きこんで逃がさず倒す。その時の快感は得も言われぬものでした。
ちょうはつ無きおいふい等、おいふいに非ず。
またやってみたいですね。
2.BW050
この子については対戦での思い入れというより、もっと別方面での思い入れがあります。
五世代の時まで私はアブソルの厳選を全てソウルシルバーで行っていました。*9
四世代HGSS時の厳選環境はかわらずのいしの性格遺伝率50%、あかいいとでの個体位置遺伝効果無し、パワー系アイテムで対応した能力の個体値のみ遺伝可能というもので、性格一致2~3V程度が産まれたら御の字といったレベルでした。*10
そんな中この子の性格はいじっぱり性格一致、そして個体値は6V、完璧です。
無論当時存在していた「乱数調整」は一切使用していません*11、自然孵化での6Vでしたので、その時の喜びは今でも鮮明に思い出せます。
余談ですが、性格不一致の6Vや性格一致理想5V等も自然孵化で孵して育成しております(育成No.BW044,No.BW034等)。
六世代(XY・ΩRαS時代)
ポケパルレという六世代の神機能
・概要
この世代で大きな目玉となったのは、言うまでもなくメガシンカの存在とフェアリータイプの追加でしょう。
五世代以上のパワーインフレに、悪タイプの天敵となったフェアリーは中々の逆風です。
しかし種族統一戦について申し上げれば、相変わらずランダム対戦では戦えませんでしたが、PSS機能によるフレンド戦でノーマルルールを選択すれば、バトレボの時と同じ条件で統一戦を行う事ができ、以前よりも対戦しやすい環境になったのは追い風と言えます。
発売当初は通常対戦のみを行っていましたが、ふとしたきっかけでお誘いいただいた種族統一大会があり、最終的に自分で大会を開く位には積極的に種族統一に関わっていた時代でもあります。
この時期から育成環境も大きく改善したこともあり、複数種の種族統一を所持する人が徐々に増えてきたように感じます。
六世代で種族統一をやるきっかけとなった大会です。こちらも興味があれば是非。
・環境
アブソルが六世代で獲得した主な要素は、メガシンカ・じゃれつく・はたきおとすの強化・急所率と倍率の変更になります。
どれもアブソルにとって追い風となる要素で、特にメガシンカは、アブソルのネックであった素早さを大きく補ってくれる上に、特性が「マジックミラー」による変化技対策も完備されているという、まさにアブソルにとって至れり尽くせりな性能をしておりました。
しかし、他のメガシンカポケモンの性能が飛びぬけておかしかった事もあり、相対的には控えめな性能に落ち着いたと感じています。とはいえ、種族統一戦然りランダム対戦然り、活躍させる事は容易かったです。
・思い出のアブソル
語る前に補足がございます。
スプレッドシート上では六世代アブソルの数が45匹となっておりますが、これは七世代に入った際、種族統一戦で流用可能なアブソル達を七世代に送り、その子達を七世代側のデータに混ぜてしまった経緯があり、その総数となっております。
実際は111匹程加算されるので、総数としては約156匹となる事をご了承ください。*12
ですので、紹介するアブソルの一部に七世代No.の子が出てきますが、間違いではございませんのでよろしくお願いします。
1.XY010
備考欄にある通り、このアブソルが私が一番最初に育成したアブソルになります。
育成した世代は三世代、エメラルドの時です。
当時は努力値の概念を知って努力値振りをする位の事はしていたのですが、対人戦を行う程ではありませんでした。ですので、育成して満足のまま終わったのですが、「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の発売で、三世代のポケモンを連れてくると賞状が貰えるというものがありましたので、この世代に送ってきた経緯があります。
技構成も育成当初からいくつか変更を加え、上記の形になっております。
ちゃんとNNが反映されるのも嬉しいポイントですね。
ちなみに賞状は秘密基地に設置して、いつでも見る事ができるようになります。
2.XY018
五世代から六世代へ個体を送れるようになった「ポケバンク・ポケムーバー」のサービスが始まって初めて育成したアブソルです。
XY当初、はたきおとすの強化が話題となりましたが、XYの段階でアブソルがはたきおとすを習得する手段はなく、過去作から送っていく必要がありました。*13
この子の詳細は昔ブログに載せておりますので、詳細はそちらに譲ります。
兎にも角にも、耐久力もあり、積めば三縦可能な火力を秘めていたこの子は、しばらく私の中でもお気に入りの子になっていました。
ただ、後半私の中で素早さのベースがS220振り(準速ファイアロー抜き)になってからは採用機会も減ってしまった子でもあります。
それでも過去作も入り混じった六世代黎明期を支えてくれた大切な一匹であることに変わりはありません。
3.SM093・SM094
種族統一戦に限らずポケモン対戦において、相手の弱点を突くというのは重要な戦略になります。
しかし、種族統一は同種のポケモンのみで構成されたパーティ。当然ながら使用不可能なタイプの技も存在します。
アブソルが使用不可能なタイプの攻撃技は「どく」「ドラゴン」そして「くさ」です。
特に草技は範囲も広く優秀なことから、欲しい相手が多く、その中でも草四倍弱点の「みず・じめん」組は耐久力も高い面々が揃っており、弱点を突けなければ押し切られる危険があります。
一応アブソルも例に漏れずほとんどのポケモンが使用可能なめざめるパワー*14を覚えますが、分類が特殊であり、威力も決して高くない事、何より厳選難易度が高い事もあり、採用しづらい点がネックでした。
それを解決する手立てが四世代限定の技マシンしぜんのめぐみになります。
きのみ消費の一回限りですが、分類が物理且つ威力も80-100と高めのため、アブソルの能力とマッチしているのが利点です。*15
また一回限りと言っても、四倍相手なら余程対策されない限り一撃で葬れることや、基本想定されない技のため、不意を突きやすく、対策されづらい点も優秀です。
ただ、かなりピンポイントのため活躍する機会が乏しいのが悲しい所。実際一度も活躍せず終わる子もいないと言ったら嘘になります。*16
しかし、この二匹はしっかりラグラージ統一相手に活躍する機会があったので、その時の活躍が今も胸の内に刻み込まれています。
動画にも残しておりますので、こちらも載せておきます。
4.XY003
通常パーティでメガシンカ以外のアブソルを育成する事も多く、如何にメガアブソルに出来ない事をしつつ、その子なりの活躍をさせられるのかというのを意識しておりました。
ハチマキアブソルは瞬間火力の高さ、六世代においてアブソルの型で唯一初手対面でギルガルドを一撃で落とせる型として重宝していました。*17
型の詳しいお話は以前書いた記事に譲ります。
この子の他のポケモンとサイクルを回して戦うやり方は非常に楽しかったのですが、それに加え、この子の育成を機に、私のアブソル構築の中で今でも残り続けているものがあります。
通常パーティを作る際、アブソルと一緒によくHB特化ギャラドスを入れているのですが、実はこの時に初めてギャラドスを採用しました。
アブソルを中心にパーティを構築していくと、私の場合何故か地面の一貫性が高くなることが多く、ギャラドスがその補完枠として綺麗に収まってくれます。
ただ、この当時はまさか剣盾環境に至るまでアブソルのセットにギャラドスを採用することになるとは思ってもみませんでしたが。
アブソルと相性のいいポケモンはギャラドス、覚えておきましょう。
5.SM007
現在八世代のROMにいます
私が通常パーティ用のアブソルを育成する際意識している事として、他のポケモンの劣化になるような型は採用しない、というものがあります。
しかし種族統一戦となると、アブソル六匹で戦う以上、他のポケモンの完全劣化になるような型でも採用・育成することも多々あります。
この子もそのうちの一匹で、正直この技構成なら普通ヤミラミでやった方が圧倒的に強いです。
では弱かったのかというと、相手次第では三縦も出来てしまう位には強かったです。
アブソルの耐久ではこういう型は来ないだろうという油断を誘える事もあったのか、嵌ればアブソルとは思えない耐久力で要塞化して相手を圧倒していました。
火力と耐久を両方上げるめいそうとダメージを与えつつ火力を下げるバークアウトのシナジーは高く、ねごとでどちらが出てもうまみがあるのはこの型の強みでした。
また、アブソルはのろいも覚えられるため、以降「ねむねご」+「火力耐久上昇系」の技構成を何匹か育成したりもしました。*18
七世代(サンムーン時代)
Zわざよりメガの方がよくお世話になりました
・概要
新要素としてこの世代に登場したのが「Zわざ」。一度きりですが、高火力を叩き出せるまさに一発限りの大技が誰でも使えるようになりました。
メガシンカも続投され、パワーインフレが激しさを増していったように思います。
種族統一の要素としては、六世代と変わらずフレンド戦のノーマルルールで対戦可能でしたが、それに加えて「シャドースチール」「ウルトラスーパーハイパーチャレンジ(通称USHC)」「ウルトラファイナル」等、インターネット公式大会で同種のポケモンの重複が可能になるなど、フレンド戦以外で種族統一が可能な大会がいくつか開催され、久しぶりに通常パ相手を相手に出来るという事で、当時私を含めた種族統一使いの方々は血を滾らせて戦いに臨んでいました。
五世代からリセットされた種族統一環境が、世代を経る毎に、少しずつ改善さていることが分かります。
・環境
アブソルを取り巻く環境は七世代が一番の向かい風だったように思います。
相手のパーティにほとんどメガストーン持ちとZクリスタル持ちがおり、これらの持ち物がはたきおとすの補正の対象外であったため、結果としてアブソルの火力が落ち、更に悪タイプが原因でもないのにふいうちの火力を落とされるという理不尽をくらわされました。
また、Z技は火力不足の悪技を補ってくれる要素ではありましたが、ミミッキュやカプ系等の強力なフェアリーの台頭、メガシンカ勢の高火力とアブソルより高い素早さで上から殴られ落とされるため、通常対戦においてはZクリスタルを持たせる利点が低く、恩恵に預かれる要素ではありませんでした。
とはいえ、種族統一においてはその限りではなく、やはり一回限りとはいえ高火力を必中で繰り出せるおかげで、命中不安のアイアンテールしか頼りのなかったフェアリー対策も安定感が持てるようになりました。
また、じごくづきを新規習得したおかげで、ようやくつじぎり以上の火力の安定した悪物理技を習得した点は嬉しい要素ではありました。
・思い出のアブソル
1.SM222
Q.今まで育成したアブソルで最も美しいと感じているアブソルはどの子ですか?
A.この子です
まぁ正確なことを言えば全てのアブソルが美しいのですが、その中でも特に抜きんでて美しい子です。
努力値調整、技構成、出来る事、環境、今まで育成した中で全てが無駄なく綺麗に嚙み合っていたと個人的には思っています。
当時の環境は先述した通りで、剣舞型が通りにくい環境でした。代わりに特殊技の刺さる相手*19が多く、両刀型の可能性を模索していました。
攻撃範囲も広く、メガアブソルの性能とマッチした両刀型ですが、問題として弱点を突けなければ積みの起点にされやすいというのがあります。*20
ちょうはつを使うという手もありましたが、耐久を下げず、Aに努力値を振る必要性がなくなる利点もあり、おにびとイカサマを採用。
こちらでも語りたい事は多いですが、長くなるのでこれ以上の詳細に関しては、以前書いた記事に譲ります。
通常対戦で最終的に一番愛用したアブソルでもありますが、同時に種族統一戦でもこの子を採用することが多かったです。
と言っても、七世代までは統一同士の対戦で、対戦相手が分かっている事が多く、この子を頼りにしたのはUSHC等のインターネット大会でした。
六世代まで「メガシンカをしたターンは、メガシンカ前の素早さに依存する」という仕様がありました。そのため、高いSで上から弱点を突く必要のある両刀型や特殊型のメガアブソルは六世代であまり採用せず、一ターン目を「つるぎのまい」で積む物理アタッカーが通常パーティ・種族統一双方において私の中で主流でした。
しかし七世代からメガシンカしたターンもメガシンカ後の素早さに依存するようになったため、両刀型等も採用しやすくなり、この子に関しても初手で上げた素早さでおにびを使える事から種族統一でも重宝しました。
通常対戦でも種族統一戦でもどちらに於いても汎用性が高く、活躍をしてくれていたので、私の中でも特に思い出深い子でございました。
また、この子の育成を機にB188振りは霊獣ランドロスのじしん確定耐えという知見を得ました。皆さんもこの調整は覚えて帰りましょう。
2.SM004・SM005・SM012
六世代と七世代の種族統一戦は、どうしてもフレンド対戦による戦いがメインとなるため、大会等も事前にどんな統一が来るのか分かっている場合が多かったです。
そのため如何にメタを張るかというのも一つの醍醐味でありました。*21
私も、いつどんな統一が来てもいいように色々メタを張った子を育成したもので、六世代と七世代で育成数が急増したのもこれが一つ原因だと考えています。
その中で特にメタを張りすぎたなと感じているのが、上記の三匹です。
優先度+2で虫タイプの強力な先制技であいがしらを覚え、耐久力も火力も高い、アブソルにとっては戦いたくない相手の一匹であったグソクムシャを徹底的にメタった子達です。
とはいえ、メタ方法はいたってシンプル。であいがしらの欠点は場に出たターンのみ使用可能という事、そしてグソクムシャの特性「ききかいひ」はHPが半分以下になると強制交換になる事。
以上の点から、全てのアブソルにみきり*22を覚えさせてであいがしらを防ぎ、弱点を突いて、当たれば確実に半分以上削れる子達を用意しました。
対戦結果はメタがしっかりハマってくれ、勝利を飾りました。
ここで一つ自戒を。
メタはハマると気持ちがいいですが、しかし同時に、次はやり返される覚悟を持たなければなりません。
私もいくつかの統一できっちり仕返しをされてきました。*23
メタの張り合いも種族統一の醍醐味の一つです。普段考えられないような型も活躍できますし、新しい可能性を探る事が出来ます。
ただ、この世代の後(勝手に)メタの張り合いに疲れてしまった節があり、八世代からメタ張りの子はあまり育成しませんでした。*24
これから種族統一を遊ばれる方々も、メタ張りは用法用量を守って正しくお使いください。そんなの知るかという方々は、そのまま突き進みましょう。己が矜持を貫きなさい。
3.SM127
過去作限定技というものが世の中には存在します。詳しくはアドベントカレンダー初日の記事をご覧ください。
かくいうアブソルも過去作限定技があり、希少価値でいうならねがいごとが最上位に位置します。
その次に時代の古さでカウンターが希少と言えるでしょう。
習得可能な世代が三世代のみ、つまりゲームボーイアドバンス・ニンテンドーDS・3DS・ニンテンドーswitchを所持していないとポケモンホームまで持ってこれない仕様になっております。これはひどい。
私も何匹かカウンターアブソルを育成しており*25、その中でもこの子は三世代厳選で初の個体値ACSVの3VでB個体値が0~1、更に性格もおっとりと、両刀仕様且つカウンターに適した性能の子だったので、特に思い出深い子です。*26
この子もインターネット公式大会でタスキ枠としてよく選出しておりました。
4.SM269
六世代以降、メタを張らないアブソル統一を構築する際、ほぼ必須といえる三大アイテムが「きあいのタスキ」「こだわりスカーフ」そして「とつげきチョッキ」です。
特にチョッキはアブソルの耐久を大きくカバーしてくれる大切な持ち物で、HD特化すれば、あのメガリザードンYの晴れ下のオーバーヒートも確定で耐えてくれる程になります。
色々チョッキ型の子は育成したのですが、最終的に安定したのがこの子で、タスキ潰しに有効なフェイントと、特性のおかげで5割の急所率を誇るストーンエッジ、Sに振らないため効果が発動しやすいしっぺがえしと、火力もある程度補える構成だったこともあり、特殊型相手に安定した役割を果たしてくれました。
八世代(ソードシールド時代)
無限の癒し、キャンプ
・概要
つい最近の事ですので皆さま記憶に新しいと存じますが、「メガシンカ」「Zわざ」の廃止に代わり、剣盾で新たに登場したのが「ダイマックス」。
全てのポケモンで使用可能でHPが最大二倍、安定した高火力を放てるようになるダイマックス技とその追加効果、持続効果三ターンの間に如何にダイマックスを使っていくかが戦いの肝になった世代でした。
この世代での種族統一の大きな変革はやはりリピートボール級の存在でしょう。
以下が基本的なルールとなります。SVが発売したらそちらに移行する予定です。
— リピートボール級bot (@Repeat_Ball_bot) 2022年8月31日
ハッシュタグは #リピボ級 で!種族統一ルール宣伝の為にも対戦に関して呟いていただけると幸いです。
ご意見やご質問等ありましたらDMでお願いします。 pic.twitter.com/MommQmbhS9
開始当初と現在で運営が変わっていますが、ルールに関して変更はありません。
通信対戦のシステムに初めてパスワード方式が採用された事をうけ、同じパスワードを指定日時に入力することで疑似的なランダムマッチが可能となり、大きく衰退した五世代以降最高の盛り上がりを見せてくれました。
また、昔と比べて育成環境・厳選環境が楽になったことで、気軽にパーティを作れるようなった事も大きかったと感じています。
他にも「セイムビート」など、公式大会で種族統一可能な大会も開催され、以前よりも対戦機会が増えた事から、色々な統一を試してみたいと思う方も増えたのか、複数種の種族統一を組む方もグッと増えたように思います。
アドベントカレンダー19日目担当の方などはその極致かもしれませんね。
私はどうかって?古今東西、未来永劫アブソル以外一切触れる気はないです。*27
リピートボール級に興味を持たれた方は、種族統一アドベントカレンダー2022の6日目や16日目も是非ご覧ください。
・環境
剣盾初期~中期の環境について私から申し上げる事は何もありません。
リピボ級についても然りです。
……何故って?
アブソルがいなかった
ガラルに来られずご立腹のアブソルさん
要するに何も分からんのです。アブソルがいないと興味が起きない。
ちなみにアブソルが剣盾入りを果たしたのはご存じの通り2020年10月から配信のDLC「カンムリ雪原」からです。
アブソル以外にも準伝説や禁止伝説も一緒に環境入りした混沌と化した時代です。
その事もあってか、カンムリ環境から早々に禁止伝説有の環境にランクマッチがシフトしたため、通常パのアブソルを開拓しきれなかったなぁという悲しみがあります。勿論禁止伝説有の中でどう活躍させるかも楽しかったのですが、あれはあまりにも長すぎた。
とはいえ、新規習得技にインファイト、エアスラッシュ、きあいだめと優秀な技を多く覚えました。
またダイマックスの性能も、低めの耐久を補い、且つ威力不足に悩んでいた悪技を大幅に火力アップしてくれたことで、アブソルの特性「きょううん」を活かしやすくなり、やや博打気味ではございますが、高い急所率で相手を強引に持っていく戦い方が出来るようになりました。
その事もあってか、種族統一戦での私はとにかく急所に当ててぶっ潰すという脳筋戦法に注力してしまったように思います。急所でぶち抜くの楽しい。
・思い出のアブソル
1.SS033
ダイアークで大概のポケモンが吹き飛ぶので、もう急所だけ当ててればいいんじゃないかな?って思わせてくれた罪作りな子でもあります。
努力値調整に関して、これはもう五世代の時からなのですが、剣舞アブソルにAの努力値はいりません。性格補正だけで十分です。むしろ積みの起点を増やすために耐久に回した方が安定するので、余程味方のサポートを充実させない限りはそれがお勧めです。実際この振り方でほんの少し削れたダイマしたカミツルギをダイアークで倒し切ったので、申し分ありません。
この型の子については以前記事にしておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
2.SS061
五世代からずっと通常パのアブソルに於いて、私が一番地雷と考えていた持ち物が「きあいのタスキ」でした。*28
理由は多々ありますが、世代別に理由を挙げると
五世代
・「アブソル=タスキ」というイメージが強く、想定されやすい
・メインウェポンがふいうちのため、変化技に弱い
・上記二つの理由から、おにび等の状態異常技を使われやすく、タスキだと対応できない事が多い
・耐久型の攻撃すら確定二発になるため、そういった相手すら安定した積みの起点になりづらい
六世代・七世代
上記のものに加え、以下の点がございます。
・はたきおとすが強化されたものの、メガストーン持ちやZクリスタル持ちが多いため、思った以上の火力が出せない
・そもそもメガシンカがある
・タスキを持たせてやらせたい役割がほとんどない
アブソルの耐久種族値は決して高くありません、総合的には低い方です。ですが、だからこそ、上記の理由から安易に持たせてはいけない持ち物だった、というのが私の持論でした。
しかし八世代に入り、タスキを持たせることのメリットが増えてきました。
具体的には
・はたきおとす補正の効かない相手がザシアン・ザマゼンタだけになったため、相対的に火力が上昇した事
・上記に加え、タイプ一致の「ふいうち+はたきおとす」使いがランクマッチ環境ではアブソルが最もA種族値が高く、立ち回りによってはエースバーンなどの中耐久程度のアタッカーをタスキで強引に耐えて突破できるようになった事
・ダイマックス相手にほぼ確実に二ターン消費させる事が出来る事
・でんじは等の状態異常で相手のダイマエースの妨害が出来る事
持ち物没収と麻痺による素早さ低下で、相手のダイマエースを潰しつつ、後続につなぐという、アタッカーとは違った独自の働きをしてくれます。
思えば六世代・七世代でもその働き自体は可能だったと思いますが、やはりダイジェットが飛び交う八世代環境だからこそ、より輝いた子だったと考えています。
今まで育成した中でもトップクラスに選出しやすく、動かしやすい子だったので、お気に入りの一匹です。
この子も記事に残しておりますので、載せておきます。
3.SS122
公式大会「セイムビート」が発表された際、久しぶりの対通常パを相手に出来るという事でテンションが上がりました。
そこでセイムビート用にアブソル統一を考えていた時、真っ先に意識したのがフェアリータイプの存在でした。
ダイマックスのおかげでフェアリーへの打点が幾らかマシになったとはいえ、天敵である事には変わりません。
種族統一以外と当たる事も考えると、パーティに一匹フェアリータイプがいる事は十分に考えられます。
そういったフェアリーへの対策として育成したのがこの子です。
主に壁張りオーロンゲを意識し、起点づくりを逆に起点にしようと画策して上記の技構成となりました。
実際想定通りの活躍をしたかというと、あまり壁張りロンゲに当たる事はありませんでした。
しかし活躍機会は多く、この子がいなければ負けていた試合も多かったので、結果的に育成して良かったと思えた子です。
対戦模様を動画に残しておりますので、こちらも載せておきます。
4.SS006
アブソルがガラル入りを果たし、最初に育成したのが色アブソル統一でした。
本日からリピートボール級に参加させていただきましたカビ丸と申します。
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2020年10月27日
レアボール入り色アブソル統一で潜らせていただきました。
対戦してくださった皆様ありがとうございました。リピボ勢としては若輩者ですが、今後も宜しくお願いします。 #ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/AbimFgK3Wb
アブソルのガラル入り確定から参入まで準備期間があったため、七世代でひたすら国際孵化を行い、ドリームボール、スピードボール、ムーンボール、ラブラブボール、レベルボール入りの色アブソルを孵化しました。
そして最後に厳選したのがこの子で、HGSS以降久しぶりの登場となるコンペボール入りの色アブソルになります。
この子のためだけに毎日ぼんぐり集めをしたのを昨日の事のように思い出せます。アブソルのためだと思うと一ミリも苦ではありませんでした。
そんな経緯もあって最後の孵化育成になったこの子は、新しく習得したきあいだめを活かした戦法を採用しました。
きあいだめの良い所は、アブソルの特性「きょううん」と併せる事で、一度使えば全ての技が確定急所になる点です。
欠点としては威力上昇がつるぎのまい一回分より少なく、この技のために一ターン消費する必要があることです。
とはいえ、自身の能力ランク下降補正無効・相手の上昇補正無効は大きく、インファイトの登場で影に隠れたばかぢからとも相性が良い点は魅力的です。
この子との思い出はラグラージ統一との一戦です。
最後の一匹にこの子を繰り出して、相手のあくびをラムで治しつつ、きあいだめを積んでからの二縦を決めてくれ、草技無しでラグラージに勝利できたのがいい思い出です。
5.SS032
皆さんはアブソルが地面技をいくつ使用できるかご存じでしょうか?
どろかけだけです
じしんはおろか、あなをほる事すら出来ないアブソル。私はそのもどかしさに地団太を踏みそうです。
そんなわけであってないようなアブソルの地面技ですが、前作のZ技*29や剣盾のダイマックスのおかげでそれなりの火力で地面技を放つことができます。
育成して損はないと思い、育成したのですが、実際の所活躍はどうかと言われると……キュウコン統一相手に頑張ってみたけどやはり威力不足でした。上がっても威力が控えめな上に特殊ではやはり厳しいようです。
ただ、「とつげきチョッキ」とダイアースの組み合わせによる特殊耐久は中々のもので、もっと別の活路もあったのかな、とは思いました。
6.SS124
書き忘れてますが、しんちょうミントを使用しています
一時期剣盾のランクマッチで禁止伝説ありのダイマックス禁止ルールが開催された事がありました。
必中且つ高火力のダイマックス技が使えなくなるという事で、当初ラッキーやシャンデラなどのちいさくなる持ちによる回避戦術や、ドヒドイデ等の高耐久による受けループ等が増えるのではないかと思い、育成した子です。
アブソル相手に受けきれると思って出てきた相手を逃がさず、くろいまなざし+ほろびのうたのコンボで確実に仕留める算段です。
一般的に低耐久に分類されるアブソルですが、流石に努力値無振りのドヒドイデ等に確定二発を取られるほど低くもなく、最初にくろいまなざしをしてからほろびのうたを使っても十分耐えられる耐久力はあります。
ちなみに同じコンボを使えるポケモンは、剣盾の中だとゲンガーとルージュラだけになります。
素早さと特殊耐久はどちらにも負けている中でアブソルを採用する意味は、対黒バドレックス性能と、物理受けを引き寄せやすい、この二点になります。
実際戦ってみてもドヒドイデやムゲンダイナ等、耐久型のポケモンが無警戒に居座ってくれる事が多く、コンボも決めやすかったです。
ただ、一度コンボを決めた後ははたきおとすで後続のHPを削るか、ほろびのうたで積みの起点にならないようにするかしかなく、相手を絞って戦う必要がありました。
実はこの子の育成論を当初は書こうと思っていたのですが、私自身のモチベーションが底をついていた時期で、結局書かないまま終わってしまったので、ここに供養します。
ちなみにこの子のA個体値は13となっているのですが、理由はA個体値Vだとブラッキーのイカサマが乱数三発になるのに対し、このA個体値なら確定四発に抑える事が出来るからです。
データ分析
今回今まで育成したアブソルのデータを一か所にまとめたので折角と思い、技、持ち物、特性の採用率を全体と世代毎にまとめてみました。
それらのデータについて見てみようと思います。
・技データ
まずは採用率ランキングをご覧ください。
・ふいうち
圧倒的ふいうち率よ
分かり切っていたとはいえ、764匹中444匹ふいうち持ちは最初見た時流石に声出して笑ってしまいました。しかし逆に320匹はふいうち持ちじゃないのかとも思いました。
総合的な割合は58.12%、六匹パーティに換算すれば3~4匹はふいうち持ちという計算になります。おや、意外と普通の数字になりましたね。
世代別で見ても各世代でふいうちが圧倒的ですが、特に群を抜いているのが五世代(87.04%)です。
この時代はお話した通り、種族統一を一切せず、通常パでの運用のみに焦点を当てていたため、他の世代より採用率が高くなったのだと考えられます。
・ばかぢから、インファイト
採用率の変遷を追ってみると世代によって採用率が大きく変わっている技も多く見受けられます。
一番目につくのがばかぢからで、総合採用率2位、4~7世代でもトップ5に食い込み、採用率もいずれも20%越えを果たしているのですが、八世代の採用率は2.60%と、大きく落としています。
理由は明白で、八世代から打ち続けても火力の下がらないインファイトを習得したためです。
一応先述した通り、確定急所とばかぢからの相性の良さもあるのですが、基本的に使い勝手はインファイトに軍配が上がります。
どちらにせよ、アブソルのサブウェポンとして格闘技は優秀であることに変わりはありません。八世代もインファイトの採用率は4位で20%越えである点からもその事が窺えます。
・はたきおとす
他にも注目するとやはりはたきおとす辺りは変化が分かりやすいです。
四世代と五世代合わせても採用している子は一匹だけだったのに、六世代に入ってから平均採用率約30%と、性能が向上した瞬間爆上がりしています。どんだけ頼りにしてるんだ。
その勢いもあってか、どの世代でも安定した採用率を誇るだいもんじを抜き去って、総合採用率4位まで押し上げている所を見ると、本当に優秀な悪技なんだなぁと実感します。
・メガホーン
実ははたきおとすの採用率が向上したのと入れ替わるように、逆に採用率が一気に低迷した技があります。
それがメガホーンです。
四世代13.75%、五世代20.37%と高い採用率を維持していましたが、六世代に入ってから全て一桁台まで落ち込んでいます。
というのも元々メガホーンを採用していた理由が、デメリットの少ない安定火力技だからというのが大きかったことにあります。
五世代までアブソルの悪技は何度も申し上げた通りふいうちがメイン、デメリットのない技はつじぎり位で、当時の急所ランクもあてにならない事もあり、採用することはほとんどありませんでした。
サブウェポンも、有力なのがばかぢから位で優秀であるものの追加効果がデメリットでした。
メガホーンは多少の命中不安はありますが、当時のアブソルにとって貴重な、気軽に連打できる技でした。
しかし、はたきおとす強化やじごくづきといった、メガホーンよりも安定した技が登場したことで、日の目を見る機会も少なくなりました。
今ではメタを張る時などに活用する位に留まっています。
・その他
また、世代の特色を大きく受けた技も存在します。
例を挙げるととびはねる、アイアンテール、でんじは、フェイント、しねんのずつき、サイコカッターです。
アイアンテールは四~五世代は覚えるにも関わらず採用率は0%でしたが、七世代から採用率を伸ばしています。単純にフェアリーへの唯一の打点というのもありますが、七世代ならZ技、八世代はダイマックスのおかげで安定したダメージソースを得られるようになったことが大きいです。
特にダイマックスは追加効果も優秀で、ここまでアイアンテールを採用する日が来るとは私も想像していませんでした。でも、そろそろアブソルにアイアンヘッドとかください。
その他の技は全て八世代が大きく影響した技になります。
良い影響を受けたのがとびはねるとでんじはで、ご存じの通り素早さの上がるダイジェットは通常対戦・種族統一戦どちらとも重宝する技でした。アブソルも例に漏れずダイジェットの恩恵を大きく受ける一匹で、今まで自身の素早さを上げる手段を持たなかったアブソルにとって恵みの雨のような存在でした。
今までほとんど採用してこなかった癖に、八世代に入って採用率3位に食い込んでいるのがいい証拠です。
また、相手のダイジェットを咎める手段として優秀なのがでんじはで、今までの世代でもそれなりの採用率はありましたが、八世代から割合だけ見れば約二倍近く増えています。
それだけダイジェットの存在は大きかったと言えるでしょう。
逆に採用率を大きく落としたのが残りの技で、フェイントはアブソルのタスキ潰し手段として優秀な技なのですが、ダイマックス中の相手がふいうちを防ぐ手段が交代かダイウォールしかなく、ふいうちを通しやすい環境にあった事から、ふいうちを採用する事が多く、必然的にフェイントが採用枠から外れる形になってしまう事が多かったです。
残りのエスパー技は、過去世代では対格闘対毒への有効打として重宝いていた事、サイコカッターは六世代以降急所戦術にも組み込めた事もあり、じゃれつくが登場した六世代以降もそれなりの採用率を維持していましたが、八世代のダイマックスの登場により事態は一変、対格闘がダイジェット、ダイフェアリーで事足りる事、エスパー技が元になるダイサイコがサイコフィールドを張るという、アブソルにとってデメリットが大きい効果であった事*30、対毒タイプもダイアークでごり押し可能になったこと等が理由となり、ほとんど採用されませんでした。
・かえんほうしゃ
最後にちょっと面白かったのでお話しますが、かえんほうしゃの総合採用率が脅威の0.52%でした。数で言うと四匹です。
しかも育成した子が軒並み
こんな感じのメタ張り構成という尖った子ばかりでした。
れいとうビーム(12.96%)、10まんボルト(6.28%)と比べても圧倒的採用率の低さなのですが、その全ての原因はだいもんじ(19.11%)です。
この辺りは本当に個人の感性に別れる所で、私個人の感性ではだいもんじ程度の命中率なら当たると思っている性質なので、余程命中安定を重視しない限り採用しませんでした。
他の方のアブソル統一を見れば、もしかしたらかえんほうしゃ持ちの方が多い人も見つかるかもしれませんね。
安定かロマンか、タイム先生も言っていた様に、終わりのない論争になりそうなので、技の話はこの辺りにしておきます。
・持ち物データ
まずは採用率ランキングをご覧ください
・きあいのタスキ
やはり「きあいのタスキ」持ちのアブソルがどの世代でもトップ3に入っています。
七世代までの間、「きあいのタスキ」は地雷アイテムと称しましたが、あくまで通常パーティに於いてという話で、種族統一に関しては必須アイテムです。
純粋なアタッカー、状態異常撒きの補助型等、様々な型に流用できる事や、三世代限定技カウンターを覚えさせたアブソルも基本的にこの持ち物を持たせることが多いため、自然と増えていったと考えられます。
・アブソルナイト
持ち物総合順位2位の「アブソルナイト」。
アブソルをメガシンカさせるのに必須の持ち物ですが、使える世代は六・七世代のみ。
だというのに現在まで110匹程メガアブソルを育成していたようです。それだけ可能性に満ちたメガシンカだったことが分かります。実際育成するたびに新しい発見があり、アブソルでは出来ない事も多く、それでいてアブソルが完全にメガシンカの劣化にもなっていない事もあり、私の中の脳内麻薬は常に濁流を起こしていました。
メガアブソルはまた使えるようになってほしいですね。
ちなみに私はなるべく育成したアブソル全員に持ち物を持たせるようにしています。
六世代の一周回一個しか手に入らない「アブソルナイト」は流石に全て揃える事はできませんでしたが、七世代はBPで入手可能でしたので、七世代にいるメガアブソル81匹分の「アブソルナイト」は全て確保して持たせています。アブソル達の喜ぶ姿が目に浮かびます。可愛いですね。
きっとこんな顔をしているに違いない
・ピントレンズ、するどいツメ
特性「きょううん」が登場した当初から、きょううんピント型という急所狙いの型は存在していたのですが、五世代まで急所ランク+3まで上げても急所率は三割、最大まで上げても五割という、ハッキリ申し上げればネタ型でした。
六世代から急所ランクの修正が入り、急所の倍率が1.5倍と下がった代わりに+2で五割、+3で確定急所になりました。
そのこともあり、六世代から何度か確定急所型アブソルを育成していたので、それなりの採用率を誇っていましたが、八世代では先述した通り「きょううん+ピントレンズ」のみの五割急所でもダイマックスと相性が良く、急所戦術を利用することが増えていきました。
お蔭で八世代での「ピントレンズ」の採用率は同率2位、同様の効果を持つ「するどいツメ」を合わせれば単独2位に浮上します。急所で全てを貫くの楽しい。
「するどいツメ」は四世代からマニューラへ進化させるのに必要な持ち物として登場していましたが、七世代まではそこまで急所戦術に傾倒していない事もあり、採用率0%の状態が続いていました。
しかし八世代のアブソル統一では型違いの急所戦術を二匹採用することも増え、持ち物被りを防ぐために採用するようになりました。
改めて振り返ってみると、もう少し戦術を練っても良かったんじゃないかと思わなくもないです、はい。
ここから補足ですが、同じ急所利用の持ち物として「サンのみ」があります。
八世代からようやく採用した持ち物なのですが、その理由は入手難易度でした。
七世代まで正直手に入れるタイミングがよく分からず、八世代でようやく通常プレイ内でも手に入るようになった事が大きな要因でした。
ピントレンズ利用の急所戦術とサンのみ利用の急所戦術は同じ急所に当てる事を目的とした戦い方ですが、異なる点も多いです。
その事について話したい事も沢山あるのですが、興味のある方は動画を載せておきますのでご覧ください。
・ラムのみ
如何なる状態異常も回復してくれる優秀な持ち物で、どの世代も一定の採用率がありますが、五世代だけ25.93%と異常な採用率を誇っていて笑ってしまいました。育成したアブソルの1/4はラムを齧ってます。
五世代アブソルを語る上で欠かせない持ち物で、仮想敵を倒すのに必要なアイテムがない限りは「ラムのみ」を必ず持たせたくらいでした。
細かい理由は五世代の思い出のアブソルの欄に載せた記事に書かれておりますので、ここでは割愛します。
・その他
ここでは採用率最下位の変わった持ち物のアブソル達を紹介しようと思います。
くろいてっきゅう
備考欄にある通り、鈍足ジャイロ持ちの相手へのメタとして育成したのですが、専らツンデツンデ統一対策です。
最遅を粘るべきだったのですが、面倒なのでS個体値は10-11と妥協気味です。
グラスシード
カプ・ブルルを対策するためだけに考案したアブソルで、このためだけにカウンターアブソルを三世代で厳選しました。
個体値HBSVの3Vが産まれてくれたのは僥倖でした。
尚、七世代当時のフィールドによる威力補正は1.5倍で、それに合わせた調整になります。
のんきのおこう
ローテーションアブソル統一用に育成した子です。
ローテーションの特徴は、場に出ている以上、能力ランクや混乱などの状態異常は継続するというものだったので、遊び心満載で育成した形です。
備考欄にメガプテラと書いていますが、メガプテラメタではなく、単純にまひるみ型のアブソルです。
まひるみ型は怯み技を連打するので、メトロノームと相性が良いと思って育成してみた型です。活躍はしませんでした。
パワーベルト
育成した中で過去一狂った持ち物だなぁと思いました。
バトレボ当時、中速程度のアタッカーにこういった持ち物を持たせて、無理矢理トリルアタッカーにするというのが私の中で流行りでした。
その一環で育成したのがこの子なのですが、アブソルにトリルアタッカーの適正はどうあがいてもないです。活躍したか否かについては語るまでもないでしょう。
・とくせいデータ
表を見ると、総合的にはやはり「きょううん」の採用率が一番高いのですが、四~七世代の採用率を見ると、「プレッシャー」とほとんど差がない事が分かります。
四~五世代はそもそも「きょううん」で急所ランクを一つ上げた所でココガラの涙程度の価値しかなく、六~七世代はそもそもメガシンカをしてしまえばメガシンカ前の特性なんぞ関係ないという事で、ぶっちゃけどっちでもいいという思想が強く、余程特性を活かしたいと考えない限り適当に採用していた事が大きな要因となっています。
しかし、八世代に入り、急所戦術の価値がシビルドン登りになったため、よほど特性を活かそうとしない限りは「きょううん」一択と考えるようになり、八世代で圧倒的な差をつける形になりました。
ちなみにいずれも採用率最下位となった「せいぎのこころ」ですが、私がほとんどシングル専門で、育成したアブソルもほとんどがシングル対戦用だったことも起因しています。
ダブルバトルでふくろだたきを利用した戦い方でアブソルを活躍させている方もいらっしゃったので、「せいぎのこころ」自体は私も有用な特性だと認識しております。
私がもう少しダブルバトルにも注力していれば、もしかしたら全体の採用率も5%程は上昇していたかもしれません。
特性を活用したアブソル
折角なので特性を利用したアブソルも簡単にご紹介。
尚、「きょううん」につきましては数が多すぎるので割愛します。
プレッシャー利用
分かりやすいまもみがプレッシャーです。
アブソルですが、地味にゴースト技も豊富で、うらみも習得出来る事から育成しました。
ただ、アブソルより遅い相手じゃないとまともに動かせないので、種族統一で稀に扱う機会があるかもというレベルでした。
現状無理して活用する特性ではないなーと思いました。
せいぎのこころ利用
七世代の時に育成した種族統一ダブル用のアブソルです。
味方のアブソルのぶんまわすで特性+アッキのみ発動に加え、ダメおしの「既にダメージをくらった相手に使うと威力が2倍になる」条件を発動させ、一気に攻めていくことをコンセプトにしています。
コンボとして使っていて楽しかったですが、何分ダブルのノウハウがなさ過ぎたため、勝ち星には恵まれませんでした……
ちなみにぶんまわすで特性を発動させる子は七世代と八世代で一匹ずつ育成しています。*31
せいぎのこころ利用は八世代でシングル用に育成した子もおり、その子に関しては育成論にも書きました。
対ウーラオス特化ですが、今思い返すと、我ながら大分無茶苦茶な型だなぁと思いました。戦っていて楽しかったですけどね。
育成以外について
記事のタイトルがアレなので、育成以外の面でも語ろうと思います。
八世代までの間に、アブソル関連で私が育成以外で目標にしていた事が
1.入手可能な野生証アブソルを全捕獲・全育成
2.色証アブソル捕獲
3.三世代野生色アブソル捕獲
4.ねがいごとアブソル入手
以上の四つです。
その成果について報告します。
1.入手可能な野生証アブソルを全捕獲・全育成
2021/5/25をもちまして、捕獲可能なアブソルの野生証コンプリート&育成を完遂させました!アブソル解禁から約七ヶ月、総捕獲数2314匹ほどとなりました!
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2021年5月25日
残るは色証のみなので、一旦出会ったアブソル全て捕獲は控えようと思います。まだまだ長いぜ。 pic.twitter.com/9n9z87iIvS
上記のツイートの通り、2021/5/25に目標達成いたしました。
育成データベースにも証持ちの子は備考欄に記してありますので、気になった方は探してみてください。
証全捕獲までのノウハウについてはこちらの記事をご覧ください。
捕獲したアブソルの内何匹かは固定シンボルによる厳選でしたが、多くはとにかく数を捕まえるという方式で集めました。
尚、捕獲した子達のうち証持ちの子は剣盾のボックスに、証持ちでない子は全員ホームで仲良く暮らしております。一匹たりとも逃がしておりませんので、ご承知いただければと思います。
このうち約1800匹はバンクから送った子達ですので、それを差し引いた分が捕獲した子達になります
2.色証アブソル捕獲
証コンプリートから約二週間後に無事達成いたしました。
ちなみに証持ちの子が来てくれるまで六匹程、色アブソルと出会いました。
その子達の育成は既に終えており、データベースでも確認いただけます。*32
ただ、色証のこの子はまだ育成をしておりません。
かなり珍しい子なので、何か節目のタイミングで育成することがあると思います。
その時はしっかり活躍させてあげられるよう頑張りたいです。
3.三世代野生色アブソル
時は遡る事五年、六年……いや、それ以上前かもしれない。
ふと思い立った事がある。
「モンボ以外のボールに入った色違いアブソルでカウンターしてみてーなー」
軽い気持ちで初めて見た野生色厳選、その思い付きが地獄への直通便であった事を当時の私は知る由もなかった。
こんちくしょう!!! pic.twitter.com/4v3f3oqqh6
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2020年5月21日
三度目の不慮のエメループ。心はなく、無心となる。 pic.twitter.com/RuZWne5JcH
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2020年7月27日
この世に神はいない pic.twitter.com/hSWcu8Wy72
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2020年10月20日
この世界は残酷だ pic.twitter.com/On2T9Banx0
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2021年3月13日
後何度絶望を知ればいいのだろうか pic.twitter.com/iPW0UZhsKC
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年3月24日
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年4月14日
もうなにもしんじない pic.twitter.com/McQX7KFvue
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年4月24日
ルビー版で野生厳選開始してみた結果。
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年4月29日
尚電池切れしてたので、今度はクマ地獄が見えてきました。 pic.twitter.com/kORLZGFwhZ
いやな予感的中じゃねぇか!!!! pic.twitter.com/WcA0ITksOW
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年5月1日
しんちょくです pic.twitter.com/XaSjcIhn4h
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年6月18日
…………………………………………
……………………………………
………………………………
…………………
………
…
神はいた
— カビ丸@764匹のAブソル達 (@kabimaru2) 2022年10月28日
他に言葉が浮かばない pic.twitter.com/V502qNAWJw
長かった!!!本ッッッッッッッッ当に長かった!!!!!!
ツイートが行方不明で何個か抜けてますが、他にも何匹も別の色違いが現れてエメループに嵌り込んで……モチベも下がって辞めていた時期もありましたけど、最終的にエメループ対策として電源点けっぱなしで半年弱続けた結果、SV発売前までにようやく、ようやく手にすることが出来ました!!!!
ちなみにこの子は既にポケモンホームの方に送っており、育成の時をじっくり待っております。
何気に2Vと滅茶苦茶優秀でした。育成が楽しみです。
ついでに色グラエナ四匹捕獲してるので、「カウンター」と「じこあんじ」覚えさせてホームに送ろうと思っています。
4.ねがいごとアブソル入手
無理です、誰か譲ってください(他力本願)
三世代当時受け取りに行かなかった自分を殴りたい。
レア度で言えば三世代野生色アブソルの5億倍珍しいです。
手にするには所持している方から、それと釣り合うだけの子を渡す位しないと可能性はないよなぁと考えています。
こればっかりは自分の力だけでは不可能なので、もう少し何かアクションを起こすために画策してみます。
最後に
2022年12月25日現在、私が公開したアブソル達は全て過去の世代のものになります。その上、最新作「スカーレット・バイオレット」にアブソルはおりません。
そんな中このタイミングで私がこのデータを公開したのは、99.9%が自己満足です。
0.1%は今回公開したものが、皆様の何かの”きっかけ”になれたらとの想いです。
私自身ここまでアブソルを育成してこれたのも、バトレボ時代に統一大会でみたフーディン統一に衝撃を受けた事がきっかけです。
あの出会いが無ければここまでアブソルを探求することもなかったと思っています。
私のアブソルのきっかけがアブソルではない以上、私のアブソルがアブソル以外が推しポケモンの人に影響を与える可能性もゼロではないと思っています。
私もこのデータを公開することで、皆さんの推しポケモンの可能性を探る”きっかけ”になれるのなら、これ以上のものはございません。
長々と需要も考えず語ってきましたが、そろそろここでお開きとさせていただきます。
そして約一ヶ月の間続きました種族統一アドベントカレンダー2022も、これにて終幕となります。
私自身他の方々の作成した記事や動画等を拝読拝見して、毎日心を躍らせて楽しみにしておりました。
企画をしてくださったらくとせさん、そして同じく企画に参加されていた皆さま、お疲れ様でございました。
そしてここまでお付き合い下さった皆様もありがとうございました。また会う日まで。
アブソルもふりたい。
2022/12/25 カビ丸(@kabimaru2)
*3:今は絶対にしませんが、当時は割と他人にアブソルをあげたり、もらったりしていました
*4:当時は全てのタイプにジュエルがあり、火力補正も1.5倍となっておりました
*5:当時はドラゴン全盛期、高火力高速アタッカーのラティオスが猛威を振るっていましたので対応できないと死ぬ
*6:しんかのきせきが初めて登場した世代で、BS振り輝石ラッキーというのがいましたので抜かないと死ぬ
*7:そこまで振らないとガブのじしんで死ぬ
*8:当時はブルンゲルや輝石サマヨール、黒いヘドロ持ちゲンガー等が多かったですね
*10:当然ですが、王冠もミントも特性カプセルもない時代です。アブソル一匹厳選するのに2~3週間費やすのも日常茶飯事でした
*11:昔の拘りのない時代では、数匹ほど他者様から乱数産のアブソルを受け取ったことはございます。そちらもシート上で確認いただけます。No.PBR067,No.BW028,No.BW026
*12:同時に七世代の総数は111匹分マイナスの約320匹となります
*13:同じ理由で「ばかぢから」も過去作限定でした。ちなみにΩRαS発売を機に二つとも六世代で習得可能になりました
*14:八世代から消失した種族統一御用達の技
*15:ちなみにチイラは草威力100、パイルは草威力90です
*16:地面技の乏しいアブソルにじめんタイプのめぐみ持ちを育成しましたが、この子は日の目を見る事がありませんでした
*17:七世代ではアクZという手段が増えました
*18:育成Noは以下の通り、SM129,SM151,SM172,SM254,SM264,SM316,SM322,SM335,SM380,SM387,SM402,SS065
*19:例として、カバルドン・ナットレイ・霊獣ランドロス・メガボーマンダ等
*20:特にメガギャラドス等は起点にされやすいポケモンでした
*21:勿論メタを張らずやりたいことを押し通す方や、色々な種類の統一を組む方もいらっしゃいました
*22:まもるではない理由は、みきりの方が格好いいから
*23:例:育成No.SM081 対グレイシア特化。めいそう+にほんばれを駆使して三縦を決めたら、次回眼鏡こおりのいぶきで対策されました
*24:まったく育成しなかったわけではないので悪しからず。 例:No.SS148~150、ガブリアス対策
*26:現在は剣盾に送って王冠を使用しております
*27:と言いつつアブソルのパラドックスが来たら悩むかもしれない
*28:種族統一では勿論必須です。ないととても困る
*29:育成No.SM112
*30:生命線である「ふいうち」が使えなくなる点はかなり痛いですが、一応ローブシン統一などのアブソルより遅く、強力な先制技を使える相手には価値があるので、一概にいらない技とは言えない所が面白いですね
*31:育成No.SM230,SS135
*32:No.SS034,SS047,SS048,SS064,SS151,SS152