カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

アブソルがどんなポケモンか分からない人へのアブソル育成論 その3 ~タスキ物理型~

なんやかんやでこの育成論も三回目を迎えました。
今回はアブソルの本丸とも言うべき物理型についてのお話をしていこうと思っております。


物理型は三縦の可能性を大きく秘めています。


物理型は両刀型と比べて攻撃範囲がやや狭く、どうしてもふいうちを主体として戦っていかなければならないので扱いが難しいなど、両刀型よりもやや上級者向けなところもあり、始めのうちは上手く活躍できないことがあります。
しかしそんな物理型には大きな利点があります、突破力です。
前回お話した両刀アブソルには決定力に欠けるという弱点がありましたが、物理型にはその弱点がありません。
攻撃種族値130という高さとつるぎのまいという優秀な積み技のおかげでこちらの攻撃を等倍以上(低耐久相手なら半減でも)で与えられる相手に対し力押しできるというのが強みとなります。
つまり物理型は弱点を突いて回る戦い方よりも力押しをする戦い方を得意とします。
無論物理技だけでも十分攻撃範囲は広いのですが、この力押しできる突破力こそ物理型アブソルの大きな魅力となるでしょう。

性格については基本いじっぱりを推奨します。
最速にしても大して素早さを抜いておきたいポケモンがいないのでわざわざようきにする必要はないでしょう。

さて、この物理型ですが大きく分けて二つの戦い方があります。
一つはタスキ搭載の努力値ASに極振りするタイプ
もう一つは耐久調整をするタイプです。
まずは前者の戦い方からお話していきましょう。

「A252S252振り 持ち物:きあいのタスキ」はアブソルを初めて育成する人ならまず最初に考え付くのではないかというほど一番オーソドックスなアブソルともいえます。
耐久面をきあいのタスキで補えるため、攻撃と素早さに努力値を集中でき、素の火力が高いところが魅力です。
また、両刀型の時にも少しお話しましたが、タスキで強引に相手の攻撃を耐えて、反撃をするという戦い方も可能です。
こういったメリットがある半面、アブソルにきあいのタスキという持ち物は読まれやすく、警戒されやすい、すなあらしなどの天候ダメージやステルスロックタネマシンガンなどの連続技、でんこうせっかなどの先制技、おにびなどの状態異常技に非常に弱いという欠点も存在します。


アブソルでそれほど苦労はしないがタスキアブソルだと後々辛い相手だったりします。


次に技候補をいくつか挙げていきます。

~攻撃技~

Ⅰ.ふいうち
アブソルのメインウェポンとしてはこれが最適でしょう。前回、前々回でも色々説明してるので他に特に言うことなし。

Ⅱ.おいうち
ゴーストやエスパー、体力の減った相手などを逃がさず狩りたい時に便利です。
しかし読み外したときの火力の無さが大きな欠点、的確に状況判断ができ、読める人でないと始めのうちは中々決まらないでしょう、そこは鍛錬あるのみ。

Ⅲ.つじぎり
まだ読みが苦手な人やふいうちだけでは不安定に感じた人にお勧め。
相手が何して来ても安定したダメージを与えられるのが魅力、ただし思ってるより火力が出ないところが難点。

Ⅳ.ばかぢから
両刀型の記事でも説明したので細かい事はここでは説明しませんが、悪技との相性抜群の最も優秀なサブウェポンです。

Ⅴ.メガホーン
こちらも細かい事は両刀型の記事で。 デメリットが少なくつじぎりより威力があるので急所の望みをそこまで意識していなかったり、ゴースト・エスパーに対する打点がふいうちで十分と感じたならこちらでいいでしょう。

Ⅵ.ストーンエッジ
ばかぢからとの攻撃範囲の相性が良く、タスキを持たせているため、虫タイプにもごり押しできるところが魅力。

Ⅶ.フェイント
最も安定したタスキ潰し。 両刀型より採用できる余地があります。

Ⅷ.カウンター
タスキとの相性が良く、強引に突破できる相手が広がります。 より細かい事は両刀型の記事参照

Ⅸ.だいもんじ
性格下降補正でもエアームドぐらいの特殊耐久なら確定二発で持っていけます。ただしほぼエアームドピンポイントなのがつらいところ。

~補助技~

Ⅰ.つるぎのまい
火力を上げて、より突破力を高めることができます。
タスキで強引に耐えて使うこともできますが、この場合少々読みが厄介になるのでむやみやたらに使用しないよう、使いどころには注意しましょう。

Ⅱ.ちょうはつ
ふいうちとの相性が良く、相手の状態異常技なども潰せるため非常に便利な技です。
先手で使えれば尚使いやすい技なので、素早さ全振りをするこのタイプにもお勧めできます。


アブソルの中でも特に重要性の高い技が以上となります、他にも採用価値のある技はありますが、それらの技については次の機会にしようと思います。
それではどんな型があるのか、軽く例を挙げてタスキ型のお話を終わりにしようと思います。
努力値振り(A252 S252)、持ち物(きあいのタスキ)は固定してるようなものなので書きません。

Ⅰ.
性格:いじっぱり
技構成:ふいうち ちょうはつ ばかぢから ストーンエッジ
備考:きあいのタスキ持ちであることを活かしストーンエッジを採用し、攻撃範囲を広くした構成。これで虫タイプ等も強引に持ってけるところが利点です。
また、素の火力も高いのでつるぎのまいではなく、ふいうちとの相性が良いちょうはつを採用しました。
ちょうはつとふいうちをどう読んで使っていくかがポイントです、上手く補助技を読みましょう。

Ⅱ.
性格:いじっぱり
技構成:ふいうち つじぎり ばかぢから つるぎのまい
備考:ゴーストやエスパーに安定してダメージを与えられるため、つじぎりを採用。 また、つるぎのまいを使うことでつじぎりの火力を補うこともできます。 また、悪技二つ採用のため攻撃範囲のカバーとしてばかぢからも採用しました。
ふいうちとつじぎりをどう使い分けていくかがこの型のポイントとなるでしょう。


最後にメインウェポンについてですが、ふいうちだけではなかなか上手く攻撃を決められません。 そのため悪技はふいうち以外にももう一つ加えておくと使いやすくなるでしょう。
補助技を封じてふいうちを使いやすくするちょうはつ、相手が何をしても安定したダメージを加えられるつじぎりといった具合に、自分にあった悪技をふいうちとセットに置くといいでしょう。

今回は「物理型の概要とタスキ物理型」のお話をしました。
次回は「耐久調整物理型」の話をしていきます。