カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

メガアブソルレポートその8 ~お前の意思は受け取った、その死は無駄にしない~

どうも、この育成論をちまちまと更新し続けて気がつけば半年以上経ち、時間の早さに震えてるカビ丸です。

さて、今までつるぎのまいを舞う際単体で行っていたのですが、今回はおきみやげによるサポートをもらって積んでいくというプレイスタイルに挑んでみました。

<ステータス、技構成、努力値振り>

アブソル時

メガアブソル



個体値:31-31-24-07-27-31
努力値H236 A92 S180
理想個体値時の努力値振り:H236 A92 S180

サポートを受ける分耐久は普段より薄めに、その分をASに回した調整となっております。
また理想個体ではありませんが、今回考えた調整は多少耐久面の個体値が低くても成り立つので理想時と努力値振りは変わりません。
関係ないけど最近技構成同じのばっかりじゃね……?
はい、すんません、叩き落とすと馬鹿力が強すぎるんです。


さて、それではおきみやげ要員を紹介する前にこの調整で何ができるのかを紹介していきましょう。
※ダメージ計算は全て6V時の値と努力値振りで計算をしております。
計算はトレーナー天国様のダメージ計算ツールを使用させていただきました。

素早さ
最速105族抜き(メガシンカ時)

物理耐久
・おきみやげ無
ようきガブリアスじしん確定二発(75.8%~90%)
ようきランドロスじしん確定二発(81.7%~97%)

・おきみやげ有
いじっぱりメガガルーラのおんがえし+ふいうち確定耐え
ようきメガアブソルばかぢから確定二発 (67%~80%)
いじっぱりハチマキガブリアスげきりん確定二発(74.7%~88.8%)
れいせいギルガルドせいなるつるぎ確定二発( 50.5%~60%)

特殊耐久

・おきみやげ無
ひかえめウォッシュロトムハイドロポンプ確定二発(79.4%~93.5%)
れいせいギルガルドラスターカノン確定二発(74.1%~87%)

・おきみやげ有
ひかえめメガネサザンドラのりゅうせいぐん確定二発(78.2%~92.3%)
おくびょうメガリザ―ドンYのだいもんじ確定二発(72.3%~85.2%)
ポリゴン2の10まんボルト乱数六発(15.8%~18.8%)
おくびょうゲッコウガの珠ハイドロポンプ中乱数二発(45.8%~55.2%)

火力
つるぎのまい積み無
ふいうち→H振りメガゲンガー確定一発(101.8%~120%)
     H振りファイアロー高乱数二発(49.7%~59%)
     H振りギルガルド(盾)確定二発(59.3%~70.3%)
     H4振りガブリアス確定三発(39.1%~46.1%)
     H振りボルトロス確定二発(50%~58.6%)

はたきおとす→HB特化クレセリア高乱数二発(47.5%~56.3%)
       無振りゲッコウガ(等倍時)確定二発(78.2%~92.5%)
       H4振りガブリアス高乱数二発(47.2%~55.9%)
       H4振りメガゲンガー高乱数一発(98.5%~119.1%)
       H振りギルガルド確定二発(69.4%~83.8%)
       HB特化ヤミラミ中乱数二発(45.8%~54.1%)

ばかぢから→H4振りメガガルーラ確定二発(76.2%~90.6%)
      H振りメガガルーラ確定二発(65%~77.3%)
      H振りナットレイ確定二発(60.7%~71.8%)
      H4振りメガバンギラス確定一発(111.3%~131.8%)
      B特化輝石ラッキー確定二発(54.7%~64.6%)
      HB特化輝石ポリゴン2確定三発(37.5%~44.7%)
      H振りクレッフィ低乱数二発(45.1%~53.6%)
      H4振りサザンドラ低乱数一発( 89.2%~105.9%)

つるぎのまい一積み時
ふいうち→H振りギルガルド(盾)確定一発(116.1%~137.7%)
     H振りファイアロー高乱数一発(97.2%~115.1%)
     H4振りメガガルーラ確定二発(75.1%~89.5%)
     H振りメガサーナイト確定一発(110.2%~130.2%)
     H振りメガハッサム確定二発( 58.1%~69.4%)
     H4振りメガライボルト確定一発(113%~133.5%)
                威嚇込:低乱数一発(84.9%~100.6%)
     H4振りメガカイロス確定二発( 83.6%~98.5%)

はたきおとすステルスロック込H4振りガブリアス確定一発
       HB特化ラグラージ確定二発(61.3%~72.9%)
       HB特化クレセリア中乱数一発(93.3%~111%)
       H振りヒードラン確定二発(80.3%~94.4%)
       HB特化ヤミラミ中乱数一発(91.7%~107.6%)
       H4振りランドロス中乱数一発(90.9%~107.2%)
       B特化シャワーズ確定二発(79%~93.6%)

ばかぢから→H振りメガガルーラ確定一発(129.2%~152.8%)
      H振りヒードラン確定一発( 131.3%~155.5%)
      H振りメガギャラドス確定一発(125.7%~148.5%)
      HB特化輝石ポリゴン2確定二発( 73.9%~87.5%)

以上の様な事が主にできます。
おきみやげとH振りのおかげでかなりの高火力も確定二発圏内に抑えることができるため、よほど不利な対面出ない限りはつるぎのまいを積むことが可能です。
また、今回メインに据えた調整は太字で示しております。
さて、メガアブソルの調整を紹介したところで次におきみやげサポートを行う相方の紹介に入りましょう。



努力値H4 A252 S252

折角サポートを行うのであればステロも撒いてみようと思った結果、このダグトリオが思い浮かびました。
じならしとがんせきふうじの両立はしなくてもいいと思いましたが、とりあえずということで搭載してみました。(正直じしんの方が良かった気がします)
基本はステルスロック→おきみやげという流れ、余裕があればじならし等でSを下げるという完全サポートに徹しています。

<使用感>
では実際にこの組み合わせを使ってみてどうだったか、報告をしたいと思います。
結論から申し上げると想像した以上にシビアでした。
単純にステルスロック→おきみやげでアブソルにバトンしていけばいいかというと中々そうもいかず、相手のPTに高耐久の格闘タイプ、虫タイプ(主にメガハッサムとメガヘラクロス)、フェアリータイプが入っているとそれらを処理してからでなければ無双を狙いづらいというのが現状でした。
今回の技構成がそれらに対して強くないのが原因であるため、その辺りは採用する技次第である程度対応可能でしょう。
ダグトリオそのものは先発に出しやすく、ステルスロックを撒いたり、スカーフ持ち相手にがんせきふうじ等で素早さを逆転させたりと仕事をしてくれるのですが、おきみやげを使うタイミングだけはある程度様子を見て使っていく必要があるようです。
アブソルにとってつらい相手は後続で倒す、またはある程度体力を削った所を狙っておきみやげを使えればより良いでしょう。

おきみやげを残し、アブソルにバトンを渡せた場合でも中々難しい所があります。
これも私が想像していた以上に積むことができないと感じました。
攻撃をくらってみると体力的に、また相手の後続を考えると二回以上積むには少々つらい事が多く、一回積んだ後そのまま攻めにかかるというパターンが多かったです。
一回だけ積むという場合ならばおきみやげサポート無しのアブソルでも充分可能ではありますが、今回の利点は通常の耐久調整では耐えられない範囲でも少ない努力値で耐えられるという点にあるため、通常よりも火力と素早さを出すことができます。

おきみやげによるサポートが今回のメインではありますが、同時に良い感じに機能してくれたのはステルスロックでした。
積み型とはいえど多少なり倒しきれない相手も多くいます、そういった相手を確定圏内にもっていけたり、タスキを潰したりできるという事でやはり使いやすい技だと感じました。
ちなみにおきみやげとステルスロックの両立はダグトリオ以外ではユクシーでも可能ですので、ダグトリオとはまたちょっと違った立ち回りを試したい方は採用してみると良いでしょう。

・対メガガルーラ
今回のアブソルの調整先の軸としていじっぱりメガガルーラのおんがえし+ふいうち確定耐え
というものをしていました。
では実際にメガガルーラを相手にしてどんな動きを見せたのかということについても報告したいと思います。
まず、多かったのはダグトリオがタスキを発動している状態でガルーラと対面するという状況でした。
この場合多かった相手の選択はグロウパンチ、攻撃を上げて次に備えようとする相手が多く、ねこだましを使ってくる相手は少なく感じました。
これは単純にダグトリオのおきみやげがそれほどメジャーではないからなのかもしれません。
そしていざアブソルを繰り出してみるとやはり相手の選択する行動はグロウパンチが多かったです。
相手の意図は完全にはわかりませんが、アブソルの耐久力を舐めている事とまずは攻撃力を戻そうという意図があると考えられます。
勿論グロウパンチ程度であれば半分も効きません、ただし次のおんがえしやグロウパンチは耐えられなくなるのでつるぎのまいはそれ以上は積めませんので注意してください。
また、こちらがつるぎのまいを積み、ばかぢからを使う時はふいうちが飛んでることはほとんどありませんでした。
やはり素早さが抜かれている以上相手としてもふいうちは選択しづらいようです。
結果としては中々メガガルーラ潰しとしては機能してくれたのではないかな、と感じております。
ただしレート帯次第では相手の行動も変わってくるはずなので、今回見られた動きはあくまでも参考程度に留めてください。

今回育成したアブソルについてもう一つ気になったことがありました。
このメガアブソルは最速105族抜きに調整しているのですが、実際に戦わせてみると中々ゲンガーがつらいということがわかりました。
私の組んだPTがゲンガーに弱いというのが原因でもあるのですが、最速110族抜きまでしておきたいという場面が多くありました。
また、110族抜きまで調整しておくとアブソル時の素早さの実数値は135、つまりダグトリオのがんせきふうじ一回でメガゲンガーまで抜くことが可能になります。
110族抜きまでできればふいうちを搭載しなくてもかなり動きやすくなるので、ニンフィア等に対抗できるアイアンテール等の搭載の余地も出てきます。
そういったゲンガー対策や技構成の意味でも110族抜きまでしておくことも充分に価値があるでしょう。
ただしその場合今回の太字で示した調整の軸のどちらか一つを捨てる必要があるのでご了承ください。
そもそもダグトリオのがんせきふうじからのじしんという流れでメガゲンガーは落とせる気がします。

全体を通してみると私自身のプレイングを含め、色々課題が残るものになったと考えております。
つるぎのまいを積むという点についてはおきみやげを決めてしまえば非常に安心感がある半面、どのタイミングでおきみやげをするかといった所はある程度練習が必要な気がします。
また、上記の調整を気にしないのであれば、おきみやげによる相手の能力ダウンは非常に大きいので耐久無振りのASぶっぱで使ってみるのもありだと思います。

今回おきみやげ要員として採用したのはダグトリオでしたが、勿論他にもおきみやげを使えるポケモンは沢山いますし、それぞれが違った個性を持っています。
ダグトリオの場合は早め早めにサポートを済ませてさっさと退場するタイプで素早さも高く、サポートを決めやすいという長所を持ちますが、その反面耐久力が皆無ですので相手の選出ポケモンがなんなのか、アブソルが活躍しやすくなるため後続を含めた相手のポケモンの体力をある程度削っていく等といったサポートができないのが欠点となります。
エルフーンサマヨールといったポケモンステルスロックこそ使えはしないものの、そういった場を掻きまわす事という点ではダグトリオより優れていると思います。
他にも素早さも高く、壁貼りとおきみやげを両立できるラティオスも良いおきみやげ要員となるでしょう。
おきみやげ要員一つとっても戦い方も様々になってくるので余裕が出てきたら色々試してみたいものです。

普段あまり試すことのない戦い方だったのでかなり戸惑いましたが、何度か戦ってみると立ち回りも理解し、如何におきみやげを決めていくか考えていくのが楽しかったです。
そして一匹を犠牲にしてまでつるぎのまいを積む価値があるのか、その価値をしっかり見出すことが大切です。
最後のまとめとしては抽象的なものになってしまいましたが、今回はここで区切らせていただこうと思います。
参考動画も載せておきますので是非そちらもご視聴いただければ幸いです。


次回もお楽しみに。