カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

メガアブソルレポートその7 ~こご風物理型~

どうも、カビ丸です。
しばらく更新がありませんでしたが変わらずアブソルと一緒に対戦頑張っております。
ここしばらくはあまり扱い慣れていない、つるぎのまい未使用のアブソルで対戦し、戦い方の練習をしておりました。
そのため癖などを知るのに時間がかかり、遅れてしまいました。
さてそんな言い訳はさておいて、型の紹介に参りましょう。↓


<ステータス、技構成、努力値振り>

アブソル時


メガアブソル



個体値:31-31-27-20-25~26-31
努力値A196-B76-S236
理想個体値時の努力値振り:A212-B60-S236

技構成をみると両刀型の様な感じに仕上がっておりますが、今回の名目は物理型としておきます、理由は後ほど説明させていただきます。
そして安定の過去作産ですので個体値の妥協についてはお察しください。

それでは次に、このメガアブソルの調整で出来る事を見ていきましょう。
※ダメージ計算は全て6V時の値と努力値振りで計算をしております。
計算はトレーナー天国様のダメージ計算ツールを使用させていただきました。

・素早さ
最速112族抜き(メガシンカ時)

・物理耐久
ようきガブリアスじしん確定二発(84.2%~99.2%)
いじっぱりこだわりハチマキハッサムバレットパンチ確定二発(83.5%~98.5%)
ようきランドロス(霊獣)のじしん中乱数一発(90.7%~107.1%)
ようきメガルカリオバレットパンチ高乱数二発(48.5%~58.5%)

・特殊耐久
無振りクレセリアムーンフォース確定二発(68.5%~81.4%)
控えめウォッシュロトムボルトチェンジ確定二発(67.1%~80%)

・火力
こごえるかぜ→H4振りガブリアス確定二発(60.8%~71.7%)
      →H振りグライオン確定二発(65.9%~79.1%)
      →H4振りランドロス(霊獣)確定二発(67.8%~82.4%)

ふいうち→H振りギルガルド(盾)確定二発(62.2%~75.4%)
     H振りギルガルド(剣)確定一発(152%~180.8%)
     H振りファイアロー確定二発(53.5%~63.2%)
     HB特化クレセリア低乱数二発(42.2%~50.2%)
     H4振りボルトロス(化身)確定二発(64.5%~76.1%)
     H振りメガゲンガー確定一発(107.7%~126.9%)
     H4振りオンバーン確定二発(55.9%~65.8%)

はたきおとす→H4振りボルトロス(化身)確定二発(77.4%~91.6%)
       HB特化クレセリア確定二発(51.1%~60.7%)
       H振りギルガルド(盾)確定二発(76.6%~91%)
       H振りメガゲンガー乱数一発(87.4%~104.1%)
       H振りFCロトム確定二発(54.1%~64.9%)
       HB特化輝石ポリゴン2乱数四発(23.9%~28.6%)

ばかぢから→H4振りメガルカリオ確定一発(113.6%~134.2%)
      H4振りメガガルーラ確定二発(81.7%~97.2%)
      H振りメガガルーラ確定二発(69.8%~83%)
      H振りヒードラン確定二発(71.7%~84.8%)
      H振りナットレイ確定二発(65.1%~77.3%)
      HB特化ポリゴン2確定二発(59.3%~70.8%)
      ※輝石持ち 確定三発(40.6%~47.9%)

メジャー所に対しての計算はこんなところでしょうか。
こうして改めてダメージ量を確認してみるとかなり一歩及ばない火力になっていることが分かるかと思います。
私自身もつるぎのまいを使わないとここまで火力がでないのかと思い知らされました。
さてこれだけですと非常に中途半端なポケモンのままで終わってしまうわけですが、そもそもの話つるぎのまい等の積み技を使用しないアブソルの戦い方としてはこれで十分な火力と言えるでしょう。

積み技を使用するアブソルと使用しないアブソルとでは努力値振りや戦い方が変わってきます。
今回育成した積み技を使用しないアブソルの場合の戦い方としては弱点を突いて狩れる相手に繰り出して一撃で葬る様に対象を絞る戦い方、そして試合の中盤~終盤にかけて体力が少なくなってきた相手に対してトドメを指していく戦い方の二つを行える様になっております。
上記のダメージ計算の結果だと硬い相手ばかりなので弱点を突いてもイマイチ火力不足がぬぐえない感じに見えますが、低~中耐久相手にはちゃんと狩れるのでその点はご安心を。
高耐久や弱点を突けない相手に対しては体力が減ってきた所にトドメを指す様にしていくのが基本となります。

また、努力値振りについては積み技を搭載しないこともありなるべく火力面に努力値を振るため、以前までにお話ししたような耐久調整とは相性が悪く、振ったとしても今回の様な振り方が限界と考えてください。
こういった話はまた別個でブロマガにいつか上げていきたいと思います。

・技について
さて、次に技についていくつかお話ししたいと思います。

こごえるかぜ
何故れいとうビームではなくわざわざこの技にしたのか、このことについてはまず興味本位というのがほとんどかもしれません。
ガブリアスを単純に確定一発でもっていくならば、れいとうビームの方が優秀です。
ただしこの技の大きな利点はその追加効果である相手の素早さを一段必ず下げるというものにあります。
相手がこだわりスカーフ持ちでも次のターンで確実に優位に立てるようになること、後続のサポートにもなり得ることがこの技の優秀な所です。
そしてかなりC個体値妥協してもガブ相手に確定二発取れるから厳選が楽ry

ふいうち
S112族抜きともなるとメガシンカ後はほとんどのポケモン相手に先手を取る事ができるのでしっかりメガシンカした後はあまり使う機会が無く、ほとんどはたきおとすだけで充分になるのですが、わざわざ採用するのも理由はあります。
以前にもお話ししましたが、アブソルのメガシンカの欠点としてメガシンカしたターンのSがメガシンカ前に依存するというものがありましたね。
そのためメガシンカしたターンで相手を抜けず何もせずに落ちてしまうなんていうこともあり得ます。
ふいうちはそういった事故を防ぐことができ、相手を倒しつつ安全にメガシンカをする手段となります。
また、メガシンカ後の素早さならば準速ファイアローも抜くことができ、ステルスロックなどと組み合わせればふいうちでファイアローも落とせるようになります。


<使用感>
それでは実践投入してみた感想に入ります。
今回育てたアブソルは先述したとおり、体力の削れた相手を処理していく戦い方が一つあります。
それに伴い二匹ほど別のポケモンを新たに育ててみました、それがこちらです↓



デスカーン
努力値H252-B252-D4



エアームド
努力値H4-A252-S252

デスカーンはおにびやのろいを駆使して相手のPTを引っ掻き回すことが目的でエアームドは所謂昆布型に近い戦い方をします、かなりアタッカー気質になっていますが。
この二匹に限らずPTとの相性などもありますが、相手の体力を削っていくために高耐久のゴーストタイプ、ステロ撒きができるポケモンと組ませてみると使いやすくなると思います。
今回のアブソルは見ての通り耐久力は大してありません、そのためしっかり後続が受けられる様な体制を整えておくと、立ち回りがよくなるでしょう。

この二匹と組み合わせて実際に使用してみて感じたことはのろい、ステロのふいうちとの相性の良さでした。
動画の方でも紹介するのですが、体力が少なくなってきた相手がのろいがかかってる状態またはステロが撒かれている状態の時相手に大きく圧力をかけることができました。
アブソルを出し、ふいうちを選択することで相手にほとんど逃げ場をなくしつつこちらは安全にメガシンカができるという点でこの二つの技は中々相性が良かったと思います。

また、二匹ともアブソルの弱点に対し相性が良いのでアブソルのバックとしても良かったと思います。(ムドーは先手で出すことの方が多いですが)

ただし問題もありました。
今回のメガアブソルは非常に接触技が多いのが技構成を見てとれると思います。
そのためデスカーンのミイラが相手のポケモンを通して伝染するという事故が何度か起こりました()
これは始めの内に考慮すべき問題だったのですが、完全に失念していました。
ですのでデスカーンよりかは輝石サマヨール等で代用した方がよさそうですね。
エアームドについては最速であるおかげでちょうはつを食らう前にステルスロックを撒いたり、最後っ屁のブレイブバードで相手の体力を大きく削ったり出来たので一般的なエアームドとは少し特殊な立ち回りでしたが、予想以上に良い仕事をしてくれ、アブソルの良い引き立て役になりました。

メガアブソル単体としての評価
メインウェポンであるはたきおとすのおかげで並の耐久のポケモンに対しては1/4ほど削れていれば一撃で落とすには充分な火力を持っていました。
そのため、如何にアブソルを出す前に相手の体力を削るかが活躍の鍵となりました。
ふいうちもメガシンカをする際には非常に重宝し、上記の様にステルスロック等との兼ね合いによって更に使いやすくなった印象を受けました。
反面技構成の関係上フェアリーに何もできない、ハッサムギャラドスに弱いといった面があり、技スペースに大きく悩まされました。
ふいうちとはたきおとすの両立はメガシンカのしやすさを上げる、持ち物を消費済み、メガシンカポケモン相手にも対応できる一方で攻撃範囲を狭めてしまうという欠点があるので注意が必要です。
また、今回のメガアブソルは耐久面にほとんど努力値を割いていないのでほぼ死に出しか先発でしか繰り出せないという所もシビアだったと思います。
しっかりサポート役に仕事をさせ切ってから繰り出していくというスタイルで行くことが望ましいでしょう。

メガアブソルの繰り出すタイミングとしてはPT次第ではありますが、大体は後続に控えさせて後半に繰り出していく事が多かったのですが、ガブリアスとかが先手で出てきやすい場合ですと先手に持ってくることもありました。
何度も申し上げますが、このアブソルは非常に脆いのでしっかりバックを整えられる選出をすることが大切ですね。(その辺はアブソルだけに言える話ではありませんが)

最後にタイトルにも書いてあるこごえるかぜについてですが、使ってみた感想としては
わざわざこれを採用する必要はなかったんじゃなかろうか、です。
一応後続のサポートになり得る点では優秀ですが、いかんせん火力が無く、氷四倍弱点相手になんとか通用するレベルでした。
正直サンドパン相手に半分も削れなかった時はどうしようかと思ったくらいです。
特攻に努力値を振っていない、今回採用した個体の個体値がやや低め、といった問題はありますが、それを差し引いた場合でも大半の場合はれいとうビームを採用した方がよかったのではと思いました。
また、メガアブソル自身が相手の素早さを下げなくても充分なくらい速いことやふいうちの存在もあり、こごえるかぜの仕様機会そのものや活躍した場面はあまりありませんでした。

割とひどい評価をしてしまいましたが、単純に今回の技構成や努力値振りとマッチしなかった可能性があるので今後改正の余地はありそうです。
少なくとも今回の型のメガアブソルを育成する場合は少し努力値に改良を加えて、れいとうビームの搭載をお勧めします。
ex)A164-B60-C44-S236

長くなりましたがこれでレポートは以上となります、参考動画も上げておりますので是非そちらもご覧下さい。



では次回の更新もお楽しみください。