カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

メガアブソルレポート その12 ~いじっぱりメガアブソル~

ご無沙汰しております、カビ丸です。
ここしばらく私生活が忙しく中々更新できずにいましたが、不定期でちまちま更新していけたらと思います。
早速今回紹介するアブソルを見ていきましょう。

<ステータス、技構成、努力値振り>
アブソル時
メガアブソル
スパトレ画面
個体値:31-31-31-xx-31-31
努力値H244-A164-B4-D4-S92

私の育成論では陽気や無邪気と素早さ補正にかけたメガアブソルが多い中、珍しく攻撃補正をかけたメガアブソルに挑戦してみました。
技構成は変わり映えしませんが、努力値振りは攻撃面に多めに振っているため、火力は今までの子に比べてかなり高くなっております。

では、この努力値振りで出来る事を見ていきましょう
※ダメージ計算は全て6V時の値と努力値振りで計算をしております。
計算はトレーナー天国様のダメージ計算ツールを使用させていただきました。

・素早さ
4振りFCロトム抜き(アブソル時)
最速ギャラドス抜き(メガアブソル時)

・物理耐久
陽気ガブリアスじしん確定二発(74.2%~87.7%)
陽気ガブリアスげきりん低乱数一発( 89.4%~105.2%)
無振りギルガルドせいなるつるぎ確定二発( 84.2%~99.4%)
無振りナットレイパワーウィップ確定二発( 56.1%~66.6%)
いじっぱりマンムーじしん確定二発(81.2%~96.4%)
いじっぱり霊獣ランドロスじしん低乱数一発(88.3%~104%)
不一致イカサマ確定四発(26.9%~32.1%)
不一致イカサマ(剣舞一積時)確定二発( 53.8%~63.7%)

・特殊耐久
臆病珠化身ボルトロス10まんボルト低乱数一発(84.2%~100.5%)
臆病ゲンガーのヘドロばくだん確定二発( 66.6%~78.9%)
控えめウォッシュロトムハイドロポンプ確定二発(77.1%~91.2%)
臆病ジャローダリーフストーム確定二発(67.2%~79.5%)
無振りスイクンねっとう確定三発( 35.6%~42.6%)

・火力
1.無積み状態時
ふいうち
無振りメガリザードンY確定二発(63.3%~75.1%)
無振りメガリザードンX高乱数二発( 47.7%~56.8%)
無振りガブリアス中乱数二発( 45.9%~54%)
無振り化身ボルトロス確定二発(68.8%~81.8%)
H振りギルガルド確定二発(68.2%~80.2%)
HB特化クレセリア低乱数二発(44.9%~53.7%)
H振りFCロトム高乱数二発(48.4%~57.3%)

ばかぢから
H4振りメガガルーラ低乱数一発( 87.2%~103.8%)
H振りナットレイ確定二発(69.6%~82.8%)
H振りヒードラン確定二発(76.7%~90.9%)
無振りバシャーモ確定二発(68.3%~80.6%)
H振りクレッフィ確定二発( 51.8%~61.5%)
H244B252輝石ポリゴン2低乱数二発(42.9%~51.3%)※輝石無し時(64.9%~76.4%)

はたきおとす
HB特化スイクン乱数三発(30.4%~36.2%)
HB特化クレセリア確定二発(53.7%~64.3%)
HB特化サンダー確定三発(38.5%~46.1%)
H244B252輝石ポリゴン2確定四発( 26.7%~31.4%)
H4振りバシャーモ確定三発(40.3%~48%)
H4振り化身ボルトロス確定二発(81.9%~97.4%)
無振りガブリアス確定二発(54.6%~64.4%)
H振りギルガルド(盾)確定二発(80.2%~97%)
H振りFCロトム確定二発(57.9%~68.7%)

2.つるぎのまい一積み時(A2段階アップ)
※基本は無振り時の二倍になるため、今回から特筆するものがない限りは省略することとします。

はたきおとす
HB特化スイクン確定二発(補正有:60.8%~71.4% 補正無:40.5%~48.3%)

以上になっております。
今までと比べると火力が軒並み上がっており、剣舞を積まずに二発圏内に持ち込める相手が増えています。

調整を見たところで攻撃補正の性格にすることと素早さ補正の性格にすることでどういった点が異なるのか、次にそれを見ていこうと思います。

<陽気との違いについて>
いじっぱりメガアブソルは陽気メガアブソル努力値の振り分けが大きく異なります。
そしてその大きな違いは素早さの努力値振りになります。
まずそれぞれの極振り時の実数値を確認しましょう。

メガアブソル種族値115族)
陽気時    183
いじっぱり時 167

陽気の方は最速時のSですので無論115族と同速なのですが、問題はいじっぱり時の極振りです。
この実数値を見てピンとくる方もいらっしゃいますが、これは最速100族と同速となります。
そのためわざわざ極振りし、素早さに大きく努力値を割くのであれば陽気の方がメリットが大きいでしょう。
このことからいじっぱりを採用する際は素早さに大きく頼らない戦い方を要求されます。
また、上記の通り素早さはあまりありませんが、その分火力は陽気に比べて信頼できるものになり、無振りでも相手を倒すのに十分な火力があります。
よっていじっぱりメガアブソルにおける努力値振りの指標は以下のようになると考えております。

1.素早さに努力値は割かず、最速80~90族辺りを抜くくらいに抑える
2.攻撃の努力値に大きく割き、陽気では出せない火力を出す
3.火力を性格補正に任せ、耐久面に大きく割く。

陽気のように素早さに大きく努力値を割かれることはないため、耐久力や火力面に努力値を大きく割けるのがいじっぱりの大きな特徴になります。
ですが、火力をとるか、耐久をとるかはその人次第となりますのでPTの相性に合わせて育て方を決めていくとよいでしょう。
ちなみに今回のメガアブソルは火力面を重視し、耐久面はかなり控えめになっております。

<使用感>

・素早さについて
今までのメガアブソルと比べて素早さが低いため、どうしても不意打ちに頼らざるを得ない場面が増えていたように感じます。
メガシンカを得る前からそういう戦い方だったことを考えると大した変化のようには思えませんが、陽気メガアブソルの扱いに慣れていると少々息苦しく感じました。
特につらいと感じたのは100族以上を抜けないという点です。
ガリザードンなどを相手するときにふいうちをするか、それ以外を使うかという場面になるのですが、陽気と違い素早さが負けているため読み外した時のリスクが大きいように感じました。
どうしても素早さの負けている相手にはふいうちを使わなければという気持ちになりやすいと感じました。
反面、積みの起点にできるスイクンクレセリアナットレイといったポケモンに対しては十分な素早さのため、起点にした後アブソルより速い相手がふいうちだけでどうにかなるのであれば十分な素早さであると感じました。

・火力について
今まで剣舞しなければ乱数や確定三発でとどまっていたクレセリアガブリアスといった相手に対し積まずとも一定のダメージを与えられること。
また、後出ししてきたバシャーモに対してもはたきおとす→ばかぢからの流れで落とせる可能性もあるなど、火力についてはかなり信頼できるものとなっていたと感じます。
しかし、初手対面でギルガルドを一撃で落とせないなどの面もあり、やはり積みの起点をしっかり見つけるところは大事になってくると感じました。

・味方について
今回素早さが大きなネックになるということで素早さサポートにねばねばネットを使えるアメモースを投入してみました。
確かに上手くハマると素早さの下がった相手にメガアブソルが無双する場面を作ることができたのですが、実際のところその上手くハマるまでが中々厳しいものだと感じました。

第一に相手が交換をしなければ素早さが下がらないため、相手に交換を誘発させてなければならない点。
第二にそもそも浮いている相手には効かない点。
第三にこちらがメガシンカしていなければ、いくら相手が素早さが下がっても抜けない可能性がある点

こういった要素をクリアしていなければならず、考えていた以上に結果は揮いませんでした。
他の素早さサポートを利用すればよりうまくいく可能性はありますが、ふいうちをメインに据えて戦うことを前提とするならば下手にそういった補助はしない方がいいかもしれません。
しかし、ステルスロックはあると重宝します。
襷つぶしやメガリザードンXに対しても舞わないふいうちで落とせる可能性が出てくるためです。


・全体を通して
いじっぱりメガアブソルをじっくり使ってきたのですが、一撃を耐えて剣舞し、ふいうちをメインに戦っていくスタイルから普通のアブソルと似たような感覚で扱えると感じました。
そのため、過去作の対戦で物理型アブソルを使っていた人たちには比較的扱いやすい型といえますし、より上から叩ける相手が増えたことや相手の補助技が効かないことからも更に使いやすさが向上しているものと感じます。
反面、メガアブソル本来の持ち味を殺している型ともいえ、叩き落とすなどで上から叩けるはずであった相手を叩けず、同じメガアブソルとして見ると陽気と比べてリスキーな戦い方になっていると感じました。
メガアブソルに求めるものとして素早さをとるのか、火力や耐久をとるのかといったところが陽気といじっぱりを採用する基準となりそうです。

皆様はどちらのメリットをとるでしょうか?ちなみに私は陽気派です。


今回は以上になります、最後に参考動画を載せておきますのでご覧いただければ幸いです。
また次回お会いしましょう。