カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

アブソル雑記その4 メガしないアブソル

毎度テキトーな気分と100%私の主観とノリで書き連ねているこの雑記ですが、今回はメガしないアブソルについてまとめてみます。


【1.アブソルの利点】

まずはアブソルとメガアブソルのスペックについて確認してみましょう。

アブソル

種族値:65-130-60-75-60-75 計465
特性:プレッシャー/きょううん/せいぎのこころ
タイプ:あく

メガアブソル

種族値:65-150-60-115-60-115 計565
特性:マジックミラー
タイプ:あく

スペックはご覧の通り、メガアブソルガブリアスの様にメガシンカ前と比べてどこか能力が下がるという事は無く、単純に強化されます。
また特性もあるだけで強いマジックミラーに対し、メガシンカ前はどうしても扱いにくい特性ばかりが目立ちます。
能力だけ見ればメガアブソルにしない理由はありませんし、実際七世代からメガシンカターンに素早さ反映されるようになった関係で、両刀型等の扱いやすさはメガアブソルの方が断然上です。
ならばアブソルをわざわざ使う意味などあるのか?と思いますが、わざわざこんな記事を書いているのですから勿論ございます。



アブソルがメガアブソルに勝っている点は唯一、物理火力の一点だと私は思っています。



種族値負けてるじゃねーかっ!というツッコミは否定しません。正直種族値だけ見れば実際に負けてますので。
ですが、メガアブソルにできなくてアブソルに出来る点は持ち物の枠が自由という点です。
火力強化系の持ち物を持たせればメガアブソルよりも高い火力を撃ち出す事が出来ます。
それこそがメガアブソルではなくアブソルを使用する唯一の利点です。

では、具体的に火力を上げた所でどんなことができるのか。
まず前提として、実はメガアブソルでは一撃でギルガルドを落とす手段が存在しません。
最低限つるぎのまい等で底上げをしない限り不可能なのです。
アブソルなら楽勝だろとでも言わんばかりにどや顔で出てきます。

しかし、アブソルであれば積んでいない状態で対面しても一撃で落とす事が出来ます。
一撃の火力の高さが大事になってくるシングルバトルにおいて、この一点は意外と無視できない所になります。
繰り返しまとめると、メガアブソルではなくアブソルを使う唯一の利点は「自由になる持ち物枠を使って火力を底上げできる点」になります。
しかしここで履き違えないで欲しいのは、あくまで物理一本に絞った場合です。
両刀に関していえば、命の珠などを持たせても特殊火力がやっとメガアブソルに追い付く程度な上に、素早さは圧倒的にメガアブソルの方が上のため、メガアブソル一択になります。
では次にアブソルに持たせる持ち物候補の話になります。

【2.持ち物について】

①こだわりハチマキ
物理火力が1.5倍になる代わりに技が固定されるアイテム。
技が固定される分、小回りが利かないので、サイクル戦に向いたアブソルになります。
細かい調整や戦い方は「アブソル雑記その1」をご覧いただければと思います。

次に、目安としてギルガルドに対するダメージは以下になります。

不意打ち:H252振りギルガルド(実数値H167B170) 83.8%〜100.5%
叩き落とす:H252振りギルガルド 116.1%〜137.7%
※A特化叩き落とすの場合実数値H167B200まで確一にできます。
地獄突き:H252振りギルガルド  97%〜114.9%

叩き落とすの場合、ある程度耐久に振られていても確一を取れる点は優秀ですが、Z持ちもいるため、慢心はできません。
Z持ちも考慮すると地獄突きを採用するのもありだと思います。
また鉢巻アブソルの対ガルド性能は、どちらかというと対面時の奇襲要素が強く、後出し等で戦えるタイプではありません。
むしろ相手がブレードフォルムの状態で対面すると、十中八九キングシールドを張られるので、対処しづらくなりますので注意が必要です。

②Zクリスタル
一発限りの大技で、扱うタイミングが難しい所ですが、ハチマキ型と違って小回りが利き、つるぎのまいと併せると更なる火力増強が見込める点が魅力です。
基本はアクZですが、ポリゴン2等を相手したい方はカクトウZもお勧めします。
以下はアクZ使用時のギルガルドのダメージ量になります。(アブソルA特化、H252振りギルガルドで計算)

アクZ(不意打ち:威力140)111.3%〜132.9%(※実数値H167B192迄確一)
アクZ(地獄突き:威力160)126.9%〜150.8%(※実数値H167B220迄確一)
アクZ(イカサマ:威力175)140.1%〜165.2%(※HB特化ギルガルド迄確一)

上記の通り、ギルガルドを倒すには十分な火力が出る上に、ギルガルド以外のポケモンに対しても単純に大ダメージを与えられるため、使用機会は多いです。
特に相手の後出しで出てきたポケモンに負担をかけられる点も大きく、ギリギリ落とせなかったとしても不意打ちで後処理できる点も魅力です。
ただし一発限りなので、キングシールドと合わせられたり、半減で受けられるなどされたときは涙を拭くしかないので、タイミングの見極めは練習しましょう。
どの技をZ化させるかについては、不意打ち以外の悪技を入れないのであれば必然的に不意打ちを、一発限りと割り切って使うならばイカサマ、Z後も腐らせないのであれば地獄突きがお勧めです。
ちなみに叩き落とすはZ化させた場合威力120となるのでお勧めしません。
個人的にはZ化させなくても扱いやすい地獄突きがお勧めです。

補足:H252振りギルガルドならば、性格補正込A無振りアブソルでも地獄突きアクZで確一(105.3%〜125.7%)を取る事ができます。

③ピントレンズ
急所ランクを一段上げるね持ち物。
これ単体ではそれほど効果のある物ではありませんが、きょううん+急所に当たりやすい技と組み合わせれば確定急所で攻撃できます。
アブソル自身、辻斬り、ストーンエッジ、サイコカッターなど急所に当たりやすい技を多く覚えるため、戦術的価値は十分にあります。
また、キングシールドによるAダウンも無視できるため、アブソルの数ある型の中でもギルガルドに対する安定感が一番あり、特にギルガルドを意識したい方にはお勧めです。
しかし、ただ辻斬りを使うだけではいけません。
というのも、A特化辻斬りでもH252振りギルガルドに対してほぼ最高乱数を引かない限り落とせないのです。
それ故無策に辻斬りだけ使用していては返り討ちに遭う可能性が高いです。
なので、実際急所型を使用する時は鬼火と併せて使う事をお勧めします。
どのタイミングで出してもとりあえず鬼火を撒いておけば攻撃は耐えられますし、相手にスリップダメージも与えられ、確一の範囲まで持っていくことができます。
また、急所に当たりやすい技以外も50%の確率で急所に当てる事が出来るため、中々不意打ち等の火力も馬鹿にできません。
技構成も鬼火辻斬りをメインに、不意打ちや馬鹿力、ストーンエッジ剣舞などが他の技の候補に挙がります。
サイコカッターは毒に対して有効ですが、確一を取れる相手が少ないので、使用する場合は剣舞と併せる必要があります。

④いのちのたま
技の威力が1.3倍になる代わりに最大HPの1/10のダメージを受ける持ち物。
この持ち物に関しては上記の持ち物に比べてギルガルドに対してそれほど高い圧力はかけられません。
というのも、A特化珠持ちアブソルの叩き落とすでH252振りギルガルドがようやく確一(102.9%〜121.5%)になる程度で、対ギルガルド性能は他の持ち物に劣ります。
それでもこの持ち物の利点は剣舞との相性が良い点にあります。
拘り鉢巻と違って技の融通が効き、Z技の様に一発限りではなく、ピントレンズの様に確定技以外は不安定ということもなく、常に一定の高火力を叩きだせ、剣舞による更なる火力増強も見込めます。
耐久調整がやや難しいですが、ギルガルドを強く意識しないのであればお勧めします。

【3.その他持ち物について】
アブソルを起用する利点として火力面を重点にお話ししたため、他の持ち物について今回詳しく言及はしません。
加えて、私自身種族統一以外で、七世代におけるその他の持ち物についてあまり知識も経験も深くなく、どうしても机上論で語らなければならないからです。
ですので、以下の話については私の七世代以前の経験則と、現在の七世代環境から推察する机上論でざっくりお話します。
詳しい所感等を知りたい方は実際に使ったことのある方に聞いてください。
もしくはそういう方がいらっしゃったら、是非ご教授願いたい次第です。

きあいのタスキ

四世代、五世代頃のアブソルというとまずこの持ち物をイメージされる方は多いと思います。
確実に攻撃を耐え、試行回数を増やせる低耐久ポケモンのマストアイテムです。
技構成次第ではありますが、タスキアブソルで戦えるだろうポケモンは大まかに以下になります。

ギルガルドリザードンメガルカリオバンギラスボルトロスクレセリアヒードランアーゴヨン・ゲンガー・ロトムナットレイ

無論タスキ以外のアブソルでも倒せるポケモンも多く、タスキアブソルで特に安定しそうなポケモンはその中でもメガルカリオリザードン辺りになります。
しかしそれらを安定して相手にするためだけにタスキを持たせるか、と問われると他のポケモンに任せた方がいい気もします。
それよりもランドロスメガボーマンダに対して上を取りつつ、打点もあるマニュ―ラにタスキを持たせた方が活躍の機会は多いのではないかと感じる事も多々あります。
ですが、アタッカーよりも鬼火などの搦め手と併せると良いという話も聞きますので一概に価値無しと判断するのは早計かもしれません。詳しい人教えて。

とつげきチョッキ
特殊耐久を向上させる代わりに補助技が使えない欠点を持つ持ち物。
個人的にアブソルに耐久を振る理由は剣舞などを積むチャンスを増やすためと思っているので、積み技を使用できないチョッキは中々考察の進まない持ち物でもあります。
きあいのタスキの様に超火力を受けきるということはできませんが、特殊方面に限り、確定三発や四発に抑えられる場合が出てくるため、その耐久力をどう利用するかが課題になると思います。
ちなみに無補正HDぶっぱの場合でも臆病メガリザードンYのオーバーヒートを確定で耐える程度の耐久力(80.2%〜94.7%)はあります。
HD特化の場合もフ―ディンクラスの眼鏡気合玉まで耐えられます。
耐えられる範囲の広さと、確定三発四発の範囲をしっかり定めて殴り勝つ戦い方がメインになるかもしれません。


最後はやや蛇足ですが、メガアブソルにない利点がどちらにもあるので一考の余地はあると思います。
ただ先述した通り、私自身詳しくないのであまり深くは追及しませんでした。
今後もし実践し、分かる事があれば書き連ねていくと思います。

今回はこの辺りで、詳しい調整などが分からない方がいらっしゃればいつでも相談に乗ります。レートもやらないフリーの民の偉そうな意見でよければ。
また気が向いたら挙げていきますのでその時はよろしくお願いします。