カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

【サンムーン】アブソル雑記その1 アブソルグロスギャラ構築【育成論】

【追記】5/16日(火)一部文章修正。はい、ギャラさん岩雪崩使えませんでしたね()

お久しぶりです。六世代でアブソルの育成論を上げていた奴です。
ポケモンも七世代に入りしばらく経ち、環境が色々変わってきた頃かと思います。
私もちまちまとアブソルと一緒にランダム環境に潜り、対戦を楽しんだり、種族統一ばっかりやっていたり、育成ばっかりやっていたりしています。
今世代もある程度まとまったら育成論を書いていこうと考えています。
ただ今作から私はレート対戦を一切やらなくなりました。
理由は数字を気にして戦うのが面倒だからです。(五・六世代から既にそんな感じでしたが)
ですので私が紹介していく育成論は全てフリー環境で戦った中で私が感じた事をゆるく書き殴っていく形になります。
それでも多少なりとも参考になればと思います。

Ⅰ.型紹介
まずは今回紹介するアブソルのステータスや努力値振り、技構成等基本データを見ていましょう。



努力値H148-A212-B60-D4-S84

というわけで初回からメガアブソルとかではなく、普通のアブソルです。
今作の私の試みとして、メガアブソルだけでなく通常アブソルの育成の割合を増やしていこう、というものがあります。
鉢巻型のアブソルは六世代でも一度公開しており、立ち回りに関しても前回と同様です。
アブソルに有利な相手に出て、鉢巻の火力で退いてくる相手に負担をかけさせていく、体力の削れた相手にふいうちでトドメを刺しに行く、というのが基本になります。
では、このアブソルでできる事を紹介していきます。


<調整>
※ダメージ計算はトレーナー天国さんのダメージ計算ツールを使用しております。

・素早さ
無振り85族抜き

・火力
ふいうち
H振りシールドギルガルド確定二発 80.2%〜97%
無振りミミッキュ乱数一発 88.4%〜104.6%
無振りメガボーマンダ乱数二発 44.7%〜53.5%
無振りメガリザードンY確定二発 77.1%〜90.8%
無振りメガリザードンX確定二発 57.5%〜68.6%
無振りメガメタグロス乱数一発  86.4%〜104.5%
無振り霊獣ランドロス確定二発 64%〜75.6%
無振り霊獣ボルトロス確定二発 82.4%〜98%
無振りガブリアス確定二発 54.6%〜64.4%
無振りゲッコウガ(等倍タイプに変更時)乱数一発 89.7%〜106.1%

じゃれつく
無振りガブリアス乱数一発 93.9%〜111.4%
無振りメガボーマンダ確定二発 77.6%〜91.7%
無振りメガギャラドス乱数一発 90.5%〜107%
無振りカプ・コケコ確定二発 64.8%〜76.5%
H振りアシレーヌ確定二発 56.1%〜66.3%

ばかぢから
H振りナットレイ乱数一発 96.1%〜113.8%
特化輝石ポリゴン2確定二発 58.3%〜69.7%(二発目:39.5%〜46.8%)
H振りヒードラン確定一発  105%〜124.2%
無振りパルシェン確定一発 105.6%〜124.8%
無振りバシャーモ乱数一発 94.1%〜110.9%
H振りメガクチート確定二発 57.3%〜68.1%

はたきおとす
H振りシールドギルガルド確定一発 112.5%〜134.1%(H252B188まで確一)
HB特化クレセリア確定二発 74%〜88.1%(持ち物無し時:51.1%〜60.7%)
無振りカプ・コケコ確定二発 51.1%〜60.7%(持ち物無し時:35.1%〜41.3%)
無振りカプ・テテフ確定一発 115.8%〜136.5%(持ち物無し時: 77.2%〜91.7%)
無振りガブリアス確定二発 75.4%〜89%(持ち物無し時:50.8%〜60.6%)
H振りメガゲンガー確定一発 129.3%〜152%
無振りキノガッサ確定二発 59.2%〜69.6%

・耐久
陽気ガブリアスじしん確定二発 74.2%〜87.4%(サメ肌込確定耐え)
陽気ランドロスじしん確定二発 79.8%〜94.3%
無振り珠ゲッコウガけたぐり確定二発 73.5%〜88%(A108振りまで確定耐え)
いじっぱりメガギャラドスたきのぼり確定二発 73.5%〜86.7%
陽気メガギャラドスの竜の舞一積じしん確定二発 83.6%〜98.7%
特化テッカグヤヘビーボンバー確定二発 81.1%〜96.2%
臆病ジャローダリーフストーム確定二発 72.3%〜85.5%
無振りクレセリアれいとうビーム確定四発 25.1%〜30.1%
無振りポリゴン2のダウンロードトライアタック確定二発 66%〜77.9%
臆病メガゲンガーヘドロばくだん低乱数一発 87.4%〜103.7%

今回は拘り鉢巻型という事で、以前六世代の育成論でも紹介した型の努力値振りを変えた型になっております。
前回紹介した個体は耐久振りを多めにし、後出しできる範囲を増やしておりましたが、今回の子はより火力に特化した型にし、耐えられる範囲は最小限に抑えております。
それでも火力の面を見てみると、有名処についてあまり確一を取れるものが少ない様に感じます。
また七世代に入り、ふいうちの威力低下の煽りもかなり影響しているように感じます。
ですが鉢巻型のコンセプトは一撃で倒す事ではなく、相手により負担をかけることにあるので、役割の面としては十分な火力は持ち合わせています。
またその関係で、あえて苦手な対面のポケモンについてもダメージ計算をしております。

次にタイトルにも関係している、このアブソルと併せて使うポケモン達の紹介をしていきます。

Ⅱ.パーティ紹介
今までの育成論では中々やってきませんでした、今回はアブソルと併せて使っていくポケモンをしっかり紹介していきたいと思います。
特に鉢巻アブソルは後ろに控えさせるポケモンが重要になっていきますので、是非ご活用下さい。



メガシンカ
努力値H252-A100-B116-D4-S36

・技
れいとうパンチ
メガボーマンダが特に環境でよくみられるため採用。無振りメガボーマンダは問題なく確定一発、Hに振っている場合でも高乱数一発で落とせます。
また、A特化メガボーマンダじしんりゅうのまい一積みまでは確定で耐えられるようになっています。

しねんのずつき
かくとうタイプの攻撃手段。アブソルが苦手にするかくとうタイプ全般や単純なメインウェポンとして期待できます。メガフシギバナの様な高耐久のどくタイプにも有効です。
またメガバシャーモの特化フレアドライブクラスは耐えられるので、バシャーモ相手に突っ張れる事も一応可能です。無茶はしない方がいいですが。

コメットパンチ
六世代ではバレットパンチを採用していましたが、カプ・テテフの登場によりコメットパンチを採用。苦手なフェアリーは基本これで落としにかかれます。
ただ、耐久無振りのカプ・コケコでも最高乱数以外は耐えられてしまうので、油断は禁物です。
H振りだけでカプ・コケコのいのちのたま10まんボルトマジカルシャイン込みで耐えられるので、HP次第ではアブソルの後出しから倒せなくはないでしょう。
補足ですが、いじっぱりミミッキュつるぎのまい一積シャドークロ―ならば一発耐える事ができます。

かみなりパンチ
当初はマリルリ対策でしたが、今作はカプ・レヒレアシレーヌ対策になります。
このメガメタグロスは特殊方面がやや弱いので強気に何度も出られる訳ではありませんが、アブソルから後出しの場合は基本フェアリー技が飛んでくるので余裕をもって受けられます。
HB特化のカプ・レヒレでも確定二発取れますので後出しのフェアリー技+水技を食らっても十分耐えられます。

・解説
メタグロスはアブソルの弱点であるかくとう・フェアリーに対して特に強く出られる点が魅力で、アブソルの裏として耐久力も火力も申し分ないポケモンです。
また、アブソルがメガシンカを行わないのでアブソルをカバーできるメガ枠として優秀です。
この個体自体は六世代からの流用であるため、やや六世代よりの調整になっていますが、アブソルの苦手な相手を対処する分にはこの振り方で全く問題なく活躍できます。
素早さにあまり振っていないので人によってはバレットパンチが欲しくなるかもしれません。




努力値H252-B252-S4

・技
じしん
メガリザードンXメガクチートを考慮して採用。
ガリザードンのみならストーンエッジでもいいでしょう。

でんじは
アブソルやメタグロスが動きやすくなるため採用。
上記の二匹は素早さに努力値を割いていないので上を取られる事が多いので、活躍の場は多いです。
ただ、今作から命中低下とSダウンのランク低下があるため、以前よりは猛威を振るわなくなっている点には注意。特にメガボーマンダメガリザードンXなどは二回りゅうのまい積むだけで素早さを戻せてしまうので、それを阻止するためにちょうはつを採用するのもありです。

たきのぼり
特に言う必要のないメインウェポンです。怯みも期待できます。

こおりのキバ
ガブリアスメガボーマンダ対策です。一撃で落とせないので基本二発はいれる想定です。
威嚇が入っていなければ無振りメガボーマンダは確定二発になります。入ってたら痛いです。

・解説
アブソルとメタグロスの二匹の場合弱点になるのが、じめんタイプとほのおタイプの通りの良さです。
その二つを補完するためにギャラドスを採用しました。
威嚇やでんじはによる後続サポートもできるため、サイクルで回していくこのパーティと非常に相性がいいのが特徴です。
ギャラドスを投げておくだけでアブソルが後出ししやすくなる時もあるため、個人的にはかなり気に入っています。
持ち物については受けとしての性質からオボンのみでも良いかもしれません。

以上の二匹がアブソルを軸として回していくメンバーになります。
基本はこの三匹を使って得意な相手に出していき、後続に負担をかけていきつつ、時には相手の交代を読んで行動をしていくという立ち回りになります。
アブソルの苦手をカバーするメタグロスと、アブソルを出しやすい様にサポートするギャラドスという感じで見てくれればいいかと思います。
ですが、この三匹だけでは勿論カバーしきれないポケモンも存在します。
特にこの三匹ではでんきタイプの通りが非常によく、フェアリー対策のメタグロスのはずなのに、カプ・コケコに弱いという短所があります。
ですので残りは上記の三匹ではカバーしきれない所を補完できる子達になります。
ちなみにこの枠に関しては個人の自由に考えて入れていただければと思いますので、私のは参考程度に見ていただければと思います。割とふざけている所もあるので。



努力値A4-C252-S252

・技
ふいうち
タスキ潰しの先制技が欲しかったので採用。
意外とニドキングのふいうちは読まれなかったりするので、ガンガン使って行けます。

ヘドロウェーブ
メインウェポンです。
メタグロスでは弱点を突けないフェアリーにも打点がある所や、物理ではなく特殊であることが強みです。

だいちのちから
メインウェポン。地面持ちもこのパーティには少ないので貴重な技。

れいとうビーム
タスキで強引に耐えてドラゴン等の相手をします。

・解説
カプ・コケコ対策兼純粋な特殊アタッカーのタスキ枠として採用しました。
コケコのメインウェポンを全て半減以下に抑えられるのが魅力で、場合によってはメタグロス以上にフェアリーキラーになってくれます。
ただ、耐久面は非常に心もとなく、如何にタスキを潰さずに立ち回るかが大事になります。
アブソルの裏をカバーするという点ではやはりメタグロスの方が優秀です。



努力値H252-C252-S4

・技
だいもんじ
ナットレイテッカグヤといったやどりぎのたね持ちに対して強く出られるので、突破手段として採用。

りゅうせいぐん
ドラゴンZと併せれば火力を下げられずに高火力連打ができます。

ヘドロウェーブ
特殊のフェアリー相手ならばある程度相手できるので念のため採用。ただあまり使う機会はないかも。

10まんボルト
でんきタイプの技を持っている子がまったくいない事に気が付き付け焼刃的な感じではありますが、搭載しています。

・解説
物理耐久に関してはギャラドスメタグロスで十分なので、特殊耐久が高く、高火力の特殊アタッカーが欲しいと思い、ヌメルゴンを採用しました。
このPT全体の弱点として積み技持ちがいないので、積み技持ちの子と悩みましたが、面倒なのでドラゴンZで全てを吹き飛ばそうという脳筋プレイに手を出しました。
地味にコケコのフェアリーZも耐えられる程の耐久力があるので特殊耐久に関しては実に頼りなります。
また、特性のおかげでナットレイテッカグヤといったやどりぎのたね持ちにも強いのが特徴です。




努力値H252-B252-S4

まもる
加速強化や食べ残し、毒ダメージ稼ぎ等様々な用途に使えます。

どくどく
フェザーダンス採用によりやけどを負わせないので耐久型にも強いどくどくを採用。

かえんほうしゃ
PPの多さと使い勝手からこちらを採用

フェザーダンス
つるぎのまいりゅうのまいを積む相手に対して執拗な嫌がらせができます。
どくどくと併せられると尚相手の行動を阻めるので良い。
おにびと違い好きなだけ火力を下げられるが、交代されるとリセットされることと、急所に弱いのが玉に瑕。

・解説
完全にふざけて採用しました()
私のコンセプトとして一匹くらいは普段見ないような子を採用したい、というのがあります。
それがポケモンそのものであれ、型であれ、です。
ですので今回は昔バトレボ時代に育成した物理受けバシャーモがいたので、その子の七世代版を育成しました。
フェザーダンスを採用した理由は単純で、なんか面白そうだったからです()
そうやってふざけてはいますが、実際に使ってみると、物理型の積み技持ちに対しての流し性能が非常に高く、フェザーダンスの連打とどくどくと相性が良かったりと、意外な活躍を見せてくれます。
また、ターンを長引かせれば長引かせる程素早さが上がり、先手を取りやすくなるので、後続のサポートも行いやすくなる所も魅力です。
ただ、バシャーモの魅力である火力が無く、攻撃手段や回復手段が乏しいので、使い勝手が難しい感じは否めません。

Ⅲ.使用感
実際にこのアブソルとパーティを完成させ、ランダムに潜って対戦をしていきました。
使ってみた感想としては、このアブソルは六世代とほとんど遜色なく戦えると実感しました。
基本コンセプトはアブソルが強く出られる相手に出して、その場の相手や、後続に負担をかけさせていくという戦い方ができていました。
時には苦手な相手が出てくる事を読んで技を選択したりする事もありますが、アブソルが苦手な相手は他のポケモン達がカバーしてくれているので、基本有利な相手に出して、そのポケモンに有効な技を選択していくだけでもいい仕事はしてくれています。
火力は思っていたよりも一撃で落とせるポケモンは少ないですが、多少削れていれば落としきれる場合が多いので、どうサイクルを回していくかがこのアブソルの活躍のカギになっていきます。
またこのアブソルを使う一番の強みは、ギルガルドに対して特に強く出られるということです。
はたきおとすでシールドフォルムを一撃で落とせる数少ないアブソルの型であり、ギルガルド側も、一発は耐えられると踏んでキングシールドも張らずに攻める事が多いです。
ただ、逆にギルガルドに死に出しをする際はキングシールドを張られる可能性が高いので動き方には注意が必要です。
技についてはじゃれつくがやや使用頻度が少ないかな、と思いました。
一応ガブリアス対面になった時に役に立つものではありますが、技範囲を重視するならばストーンエッジを採用するのもいいかもしれません。

また、戦っていて気になった点をいくつか挙げていきます。
一つはふいうちの火力低下です。
前作よりも威力が10(タイプ一致を含めると実質15)低下しており、ダメージ計算の一覧をご覧いただければ分かるのですが、今まで落とせる範囲だった相手にギリギリ耐えられたりと、多少の物足りなさを実感しました。流石にメガボーマンダ相手に半分削れなかったときは目を疑ったほどです。
とはいえ、それでも先制技の火力としては高い方なので、相手のHPの削れ方次第では十分重宝します。
もう一つははたきおとすです。
六世代ではメガシンカ持ち以外は基本はたきおとすが通ったのですが、今作からはそれに加えてZクリスタルが登場し、そのポケモンもはたきおとす補正がかからないという仕様になっています。
そのおかげではたきおとすが思ったよりも通らない時があり、後続への負担をかけられない時がありました。
前向きに考えれば「あ、こいつZ技使うな」という予測が立てられるので、それを警戒した立ち回りができるともいえるのですが。
アブソル単体で見た時の課題点としては上記の二つになりますが、どちらもアブソルのメインウェポンというのが辛い所です。

パーティ全体の動きは個人的には上手くかみ合っており、気に入っています。
ただこのパーティの穴を挙げると、ゲッコウガに対してやや薄いという感じがしました。
倒せない相手ではないのですが、ゲッコウガに素早さで勝てるポケモンが一切おらず、物理特殊の選択を誤ると、パーティが崩壊してしまう時がいくつかありました。
ですので、ゲッコウガに対してはより慎重に行動していく必要があります。

パーティやアブソルの戦い方からサイクルの回し方を間違えると中々活躍できない部分はあると思います。
ですので積んで無双していく、という戦い方が好きな方にはあまり向いていないアブソルの型だと思います。
逆に交代を駆使してサイクルを回していく戦い方が好きな方にはお勧めできるアブソルのですので、是非興味がありましたら育成してみてはいかがでしょうか。

最後に、このアブソルにする場合特性はせいぎのこころが一番良いでしょう。
では何故私のアブソルはプレッシャーなのかって?









育成終った時に特性ミスってる事に気が付いたからさ。






はい、また次回お会いしましょう。(育てたアブソルは余程の事がない限り育てなおしをしない、というポリシーがあるのでこのまま採用させていただきました)