アブソルがどんなポケモンか分からない人へのアブソル育成論 その１ ～概論～

ブロマガを始めた目的としてアブソルの育成論を少しまとめてみよう、というのが私の中であったのでアブソルについてがっつりと育成論や考察をまとめていこうと思います。
アブソルについて、いまいちよく知らない、ちょっと興味がある、アブソルが好き、そんな人たちに少しでも理解していただければと思います。
また、この育成論はシングルフリー向けの育成論となっております、レート環境と相違点が多いと思いますのでご注意ください。

まずアブソルとはどんなポケモンなのか、データを見てみましょう。↓

アブソル　全国No.359　わざわいポケモン　高さ1.2m　体重47.0kg（けたぐり・くさむすびの威力60）
タイプ：あく
特性：プレッシャー　きょううん　せいぎのこころ（夢）
種族値：65-130-60-75-60-75　合計:465


こちらがアブソル、一度でいいからもふもふしたいですね。



初登場は三世代である”ルビー・サファイア”、初めて見た人は伝説か何かと思った人が多いようですね。
そんなアブソルですが種族値を見ればわかるとおり圧倒的な攻撃力と微妙な素早さと低い耐久が目立ちます。
一見すると素早さと耐久のせいで活躍が見込めないポケモンに見えますが、このポケモンにはその弱点を補う重要な技を使うことができます。
その技とは……
















そう、ふいうちです。
悪タイプ　物理技　威力80　命中100　PP5　優先度＋1

素早さを無視する先制技で且つ悪タイプの中でも高威力を叩きだせるふいうちをアブソルは習得できるのです。　（ＢＷ２でなんで習得レベル５２にしたんだよ……F〇CK!!!!）
そしてそのふいうちの火力は禁伝を含めた全ポケモンの先制技中最高火力！！
この技のおかげでアブソルは微妙な素早さを補えるため種族値以上の活躍が見込めるわけです。
しかし、良い事ばかりではありません。
皆さんもご存じのとおりふいうちという技は”相手が攻撃技を選択し、且つ自分が先手を取れない限り成功しない”という大きな制限があるのです。
つまり相手が補助技を使用したり、アブソルより速いポケモンが先制技を使ったり、しんそくなどのふいうちより優先度の高い技を使われた場合は必ず失敗してしまいます。


優先度の関係上しんそく(+2)を打たれるとふいうち(+1)は必ず失敗します。


また、アブソル自体「アブソル＝ふいうち」のイメージがついてしまっているため読まれやすいという大きな欠点を背負っています。
更に耐久種族値の低さも大きな足かせとなり一回の読み外しが命取りとなる非常に高度な読みが要求される上級者向けのポケモンと呼ばれています。
言い方を変えるなら使う人次第で活躍でるきかどうかがハッキリ差が出るポケモンともいえます。
ここまで言うと育てる気を無くす人が現れそうなので今のうちに言っておきますが、いくら扱いが難しいと言っても使い続けていけば振る舞いがわかってきて、少しずつ活躍させてあげることができるでしょう。
要は慣れです。　
勿論このことはどんなポケモンにも言えますが、アブソルは特にそれが顕著であるというだけです。

話が逸れましたので戻します。
ここまで見ると弱点だらけなアブソルですが、勿論ふいうちの存在以外にも魅力的なものがあります。
一つは技のバリエーションです。
物理技に関しては”おいうち　しっぺがえし　カウンター　ばかぢから　ストーンエッジ　メガホーン　しねんのずつき　フェイントetc...”
特殊技では”だいもんじ　１０まんボルト　れいとうビームetc...”
補助技も”つるぎのまい　ちょうはつ　でんじは　おにびetc...”
と、有用性の高い技を数多く覚えるため技に困らないというのが大きな特徴の一つです。
また、とくこうの種族値が”75”と決して高くはないが両刀をするには十分な種族値を持つため、物理型以外にも両刀型という戦い方もできます。
上記の技以外にも沢山面白い技を覚えるのですが今回はその中でも有用性の高い技を紹介しました、興味のある方は調べてみてください。

もう一つは耐久力です。
先ほど”耐久は低い”と述べたくせに何故耐久力が魅力の一つに入るのか、と思う方が沢山いるでしょう。
しかしそれはあくまでも”耐久を振らなければ”の話であり、アブソルの耐久種族値は耐久調整の効くギリギリのラインに入っています。
このことについては後々細かく言及していく予定です。


さて、そんなアブソルさんですが特性はどうなのか。
急所率が上がるからという理由で「きょううん」一択という話をよく聞きます。
ですが正直な話を言わせてもらうとぶっちゃけ特性なんてどれでもいいです。
それでも一応どんな利点があるかは紹介しておく必要があるので軽く紹介しましょう。

プレッシャー：初手対面で威嚇持ちやトレース持ちなどに対しての素早さ判別ができること　PPの少ない技に対して負担をかけられる　相手次第ではカウンター警戒させられる

きょううん：急所率が上がるため少しでも可能性にすがることができる　アブソル自身急所に当たりやすい技を多く覚える

せいぎのこころ：悪技使う相手に対し後だししやすくなる　ばかぢからやメガホーンを覚えるため悪タイプ相手に対する後だしからのタイマンに強くなる


先手でちょうはつ使えたりＳを上げられれば有利に立てるのよ……


元々特性を駆使して戦うポケモンではないためどの特性をとっても特に大きな問題はありません、これらの利点を見て興味を持った特性を選んでみてはいかがでしょうか。


さて、それではアブソルはどんな型がいいのか。
これに関してはＰＴと相談して決めたり、自分が興味のある型を育成するものなのですが、一応初めてアブソルを育成する人にお勧めの型を紹介すると”両刀型”がお勧めとなります。
その理由としては単純に扱いやすさが　両刀＞物理　にあるからです。
細かい理由については次の機会に説明させていただきます。

長くなりましたが今回は「アブソルがどんなポケモンでどんな特徴を持っているのか」ということについて述べてきました。
次回は両刀型について詳しく説明していきますのでお楽しみに。