アブソル研究室 ~第七回 チョッキアブソル~
2021年4月、禁止伝説環境のランクバトル最終月、今回はその際に育成したアブソルについてご紹介します。
チョッキが窮屈で不機嫌なアブソルさん
【目次】
Ⅰ.型紹介
実数値:H172-A151-B80-C85-D123-S95 (レベル50時)
努力値:H252-A4-B0-C0-D252-S0
性格:しんちょう
特性:きょううん
持ち物:とつげきチョッキ
今回はとつげきチョッキを持たせたアブソルになります。
ではその詳細を見ていきましょう。
1.経緯
禁止伝説環境が始まって二か月の間、二匹のアブソルの型を育成し、対戦し、育成論を上げてきましたが、どちらも「きあいのタスキ」を持たせたアブソルでした。
扱いに関しては申し分なく、きちんと仕事ができるアブソル達だったのですが、その中で気になる点が一つだけありました。
それはタスキ持ち全般に言える事なのですが、「後出しがしづらい」という点です。
特に増えてきた「こくばじょうバドレックス」の存在は大きく、耐久無振りのタスキアブソルだと半減のアストラルビットでも確定二発(65.7~77.1% 道具・性格補正無)となります。
バドレックスは「みがわり」持ちも多く、後出しすると「みがわり」が来るかそのまま攻めてくるか、もしくは引かれるかの三択を迫られ、面倒な読み合いに発展してしまいます。
そんなわけでもう少しバドレックスに対し安定性を向上させたいという考えと、いい加減タスキ持ち以外のアブソルを禁止伝説環境でも活用させたいと考え、今回の育成に至りました。
2.比較対象
さて、そうなると悪タイプのチョッキ持ちということで比較しなければならないポケモンがいます。
それはバンギラスです。
比較のためにまず、アブソルとバンギラスの種族値を見比べてみましょう。
アブソル タイプ:あく
バンギラス タイプ:いわ あく
H100 A134 B110 C95 D100 S61 計600
今更言うまでもないかもしれませんが、アブソルが種族値で勝っているのは素早さのみ、それ以外は全て負けています。
特に耐久力の差は大きく、一般的にバンギラスの耐久力はアブソルの二倍と言われています。
勿論無振りアブソルと比べてとの事で、今回の子と単純に比べる事もできませんが、元々それ位差があるというのは念頭に置いていただければと思います。
単純な数値で負けているのもさることながら、バンギラスは加えて「いわタイプ」の特性「すなあらし下で特防が1.5倍」とバンギラス自身の特性「すなおこし」によって、実質特防種族値は無振りの場合160相当になるので、特殊耐久は比較する事すら叶わないレベルです。
勿論だからといって今回のアブソルの耐久力が全然ないのか、と言われればそうではなく、後述しますが、役割をこなすには十分な耐久力を持っています。シンプルにバンギラスの特殊耐久がおかしいだけです。
しかしここで「バンギラスにいわタイプがあるだからアブソルが等倍で受けられ、バンギラスには弱点で食らうものもあるだろう」という意見もあるでしょうが、一つダメージ量を比べてみましょう。
アブソル、バンギラス共に「性格:しんちょう 努力値:HD特化 天候:すなあらし 非ダイマックス時」と仮定しましょう。
その時に「性格:おくびょう 努力値:CS252振り」のカイオーガの「しおふき(威力150)」をくらった時のダメージを比較します。
アブソル→54.1~64.5%
バンギラス→44.4~53.1%
弱点とは????
勿論雨下であれば事情も変わるため一概には言えないのですが、二倍弱点程度であれば大した差が無い事が分かります。というかアブソルの方が負けてます。
一応雨下であればアブソルは確定で耐え、バンギラスは高乱数で落ちる事になるのですが、それでも弱点の有無程度では大きな差別化は測れない事が分かります。
そして唯一勝っている素早さも、大きな差はなく、そもそも61~75族の間で無振りで抜きたい環境上位のポケモンがどれだけいるのか、というレベルです。
全体から見れば誤差の範囲でしょう。
以上の事から能力値の面でバンギラスに勝る点はないと考えていいでしょう。
ですのでバンギラスとの差別化を考えた時、一番はやはり技になるでしょう。
悪技だけみても、「ふいうち」「はたきおとす」はどちらもバンギラスでは習得できない技になります。
特に先制技で高火力の「ふいうち」は大きく、素早さが負けている体力の減った相手と対面した際、余計なダメージを負わずに処理できます。
しかし、この二つだけだと問題になるのはダイマックス時で、どの悪技も効果が同じになってしまうため、ダイマックス時の差別化にはつながりません。(むしろ元技の威力の関係で威力も負けてしまいます)
ただ、バンギラスが習得できない技のタイプの中でアブソルは「じゃれつく」と「メガホーン」を習得できます。
「じゃれつく」であれば「ダイフェアリー」となり、ドラゴンタイプ半減、状態異常無効の追加効果を受けられ、メガホーンであれば「相手の特攻を一段下げる」効果がつくため、特殊耐久の疑似的な向上につなげられます。
3.耐久について
多くの人が感じている通り、アブソルの耐久は低いです。
HD特化しただけなら、恐らく無振り黒バドレックスより柔らかいです。
ただ今作は「とつげきチョッキ」に加え「ダイマックス」もあるため、アブソルとは思えない耐久力を発揮出来る様になります。
勿論非ダイマックス時でも確定三発以下に抑えられる範囲も増え、後出ししやすくなっています。
大まかにどれくらい耐えるのか、ご覧いただければと思います。
アブソル 非ダイマックス時
【バドレックス(こくばじょうのすがた) 臆病C252振り】
アストラルビット
道具補正無 23.3~27.9% 【DM 26.7~32.0%】
いのちのたま 30.2~36.0% 【DM 34.9~41.3%】
ドレインキッス
道具補正無 25.6~31.4% 【DM 52.3~61.6%】
いのちのたま 33.1~40.7% 【DM 68.0~80.2%】
【ムゲンダイナ 臆病CS252振り】
ダイマックスほう
道具補正無 35.5~42.4%
こだわりメガネ 52.9~62.8%
【レジエレキ 控えめCS252振り】
道具補正無 40.1~47.7% 【DM 58.1~68.6%】
こだわりメガネ 59.9~71.5%
アブソル ダイマックス時
【サンダー 臆病CS252振り】
ぼうふう
道具補正無 17.4~20.9% 【DM 22.1~26.5%】
いのちのたま 22.7~27.3% 【DM 28.8~34.3%】
【イベルタル 臆病CS252振り】
道具補正無 13.4~16.0% 【DM 21.2~25.3%】
いのちのたま 17.4~20.6% 【DM 27.6~32.8%】
【カイオーガ 臆病CS252振り】
しおふき ※威力最大時
雨下 41.1~48.3%
通常 27.0~32.3%
4.技について
今度は技の威力と採用理由についての紹介です。
ふいうち
先述した通り、バンギラスとの差別化を考えるうえで一番の差別化ポイントであり、シングル運用するアブソルにとっては、なくてはならない技。
HPが僅かでも相手の体力を削る、もしくは倒しきれる手段としてあるので、この技を採用しない理由はないです。
※下記のダメージ計算のDMは全てアブソルがダイマックスした時のものです。相手側のダイマックス時のダメージは記載されている割合の大体半分程と考えて下さい。
【バドレックス(こくばじょうのすがた) H4振り】
通常時 136.4~163.6%
DM時 231.8~275.0%
【カイオーガ H4振り】
通常時 31.3~37.5%
DM時 52.8~63.1%
【霊獣ランドロス H4振り】
通常時 33.3~40.0%
DM時 56.4~67.3%
【サンダー H4振り】
通常時 34.9~41.6%
DM時 58.4~69.3%
【エースバーン H4振り】
通常時 40.4~48.1%
DM時 69.2~81.4%
はたきおとす
通常時の追加効果と威力が優秀。
黒バドレックス相手と対面した際、高確率でバドレックス側が退いてくれる事もあり、後続の持ち物を無効化させるなどの利点があります。
相手が後退しようがしまいが、耐えられる保証があるなら気軽に使えます。
難点はダイマックス時の威力が表示威力に依存するため、「ふいうち」と同等の威力になってしまう事と、同じ相手には二発目以降威力が下がる点です。
※全て補正込の火力で計算しています。また、ダイマックス時の火力は「ふいうち」と同等のため、そちらの計算は行っておりません
【バドレックス(こくばじょうのすがた) H4振り】
190.9~225.0%
【カイオーガ H4振り】
43.2~51.1%
【エースバーン H4振り】
55.8~66.0%
【ポリゴン2 図太いHB252振り しんかのきせき】
18.8~22.4%
【ラッキー 図太いB252振り しんかのきせき】
27.7~32.6%
じゃれつく
バンギラスとの差別化を意識して採用。
ダイマックスすれば、ミストフィールドの展開が出来るので、状態異常対策等に便利。
ただし、こちらの後続にドラゴンタイプがいる時は技威力を下げてしまう事になるので気をつけましょう。
【イベルタル H4振り】
通常時 44.6~52.5%
DM時 64.4~76.2%
【バンギラス H252振り】
通常時 37.7~45.4%
DM時 55.1~65.7%
【ウーラオス(いちげきのかた) H4振り】
通常時 83.1~98.6%
DM時 119.8~141.1%
【ブラッキー 補正確補正込HB252振り】
通常時 28.7~34.7%
DM時 41.6~49.5%
ストーンエッジ
サンダーやイベルタル等の飛行タイプのダイジェットエースを対処するために必須です。
また、ダイマックス時は攻撃後に天候を「すなあらし」に変える事ができるため、相手にとって有利な天候を上書きする事ができます。幸い、今回のアブソルの素早さは無振りな事もあり、相手の天候を上書きした状態でターンを終える事が出来ます。
非ダイマックス時も特性と併せて急所率が50%になるので、不足しがちな火力を補ってくれるのも優秀です。命中率は割り切りましょう。
【サンダー H4振り】
通常時 66.3~78.3% ※急所時 98.8~116.9%
DM時 85.5~101.2%
【イベルタル H4振り】
通常時 49.5~58.4% ※急所時 73.3~87.1%
DM時 64.4~76.2%
Ⅱ.パーティメンバー紹介
ここからは別個にパーティメンバーの紹介をしていきます。
ムゲンダイナ
実数値:H215-A89-B115-C197-D116-S200 (レベル50時)
努力値:H0-A0-B0-C252-D4-S252
性格:おくびょう
特性:プレッシャー
持ち物:こだわりメガネ
禁止伝説枠。
今回のアブソルがダイマックスを切る事も多いので、ダイマックスを切らなくていい禁止伝説枠を採用したかった事と、ムゲンダイナの弱点であるエスパー技をアブソルが無効化できるため、エスパー技を誘い出し、アブソルを無償降臨させる事も出来ると考え、ムゲンダイナを採用しました。
禁止伝説枠のお陰で、相手にとってそうそう無視できないポケモンであるため、黒バドレックス等誘い出しやすくなりました。
役割はシンプルな火力重視のアタッカー。ダイマックスをしない可能性が高いポケモンには「りゅうせいぐん」をぶち込む仕様になっています。
ガブリアス
実数値:H184-A182-B115-C81-D105-S169
努力値:H4-A252-B0-C0-D0-S252
性格:ようき
特性:さめはだ
持ち物:きあいのタスキ
電気タイプの通りが異常にいいパーティになっており、また、対バンギラスも全体的に薄いのでタイプ一致の弱点を突けるポケモンが欲しく て採用。
型は以前第二回目もブログで紹介したガブリアスとまったく同じ型です。
↓あまり深く追及はしてないですが、気になった方はご覧いただければと思います。
ギャラドス
実数値:H202-A145-B144-C58-D120-S102 (レベル50時)
努力値:H252-A0-B252-C0-D0-S4
性格:わんぱく
特性:いかく
持ち物:マゴのみ
地面の一貫性を切りつつ、対地面に弱点をつけるポケモンが欲しく採用。私がアブソル軸にパーティ作ると大体こういうギャラドスが付随してくると最近思う
個体自体は第六回の育成論で紹介したギャラドスとまったく同じ子ですが、前回まったく使用機会の無かった「とびはねる」から対水タイプ用に「パワーウィップ」に技を変更しました。
トゲキッス
実数値:H161-A58-B115-C172-D135-S145
努力値:H4-A0-B0-C252-D0-S252
性格:おくびょう
特性:きょううん
持ち物:ピントレンズ
対ドラゴンタイプや悪タイプに薄く、特殊型のダイマックスエースが欲しかったので採用。
個体自体は以前参加した特性統一の仲間大会で育成したトゲキッスです。ですので、「きょううん+ピントレンズ」で全ての攻撃を五割急所にして無理矢理突破していく型になります。
「わるだくみ」は積めればいいかな位に考え、積む暇がなければ急所率にものを言わせて殴ります。
対壁張り、耐久積みにも効果的ですが、五割とはいえ博打になるのである程度は覚悟しましょう。
ヒヒダルマ
実数値:H189-A192-B75-C41-D75-S152
努力値:H68-A252-B0-C0-D0-S188
性格:ようき
特性:ちからずく
持ち物:こだわりスカーフ
誰もザシアンに勝てない、上を取れない事が判明したため、「きょじゅうざん」半減で受けられ、上を取れつつ、確実にザシアンを倒せるポケモンが欲しいと思ったので採用。
一応最速フェローチェを抜ける位まで素早さを振り、残りをHPに振る事でフレアドライブの自傷ダメージを少しでも耐えられる様にしています。
ただ、ガラルヒヒダルマの事を考えると、最速でも良かった様な気がしました。
Ⅲ.使用感
1.選出機会について
黒バドレックス、イベルタル、サンダー、カイオーガ等の特殊アタッカーがパーティにいる場合、積極的に選出できたように思います。
ただ、物理相手が苦手になるため、相手の編成が物理ばかりだったり、ウーラオスやミミッキュなどが同時に入っていたりすると、選出しづらくなると感じました。
ただ、黒バドレックスは選出率ほぼ100%だったので、相手に黒バドレックスがいたら後続に控えさせて良いでしょう。
アブソルと同時に選出するポケモンは、ムゲンダイナとギャラドスが大半を占める事になりました。
ムゲンダイナの弱点であるエスパーをアブソルが、地面タイプをギャラドスが後出しで無償降臨し、サイクルを回していく構築になり、思いの外受けまわしが安定していた様に思います。
とはいえ、アブソル自身やはりバンギラス程受けきれるわけではないので、一回一回のチャンスを如何に逃さないかが課題になってきます。
2.耐久力について
耐久特化にチョッキ持ちという事もあり、受け出し可能な耐久力は得られていました。
しかし、それでも確定三発くらいに抑えられる場合が多く、何度も後出しできない点は難しい所です。
ただ、イベルタルやカイオーガ等を相手にした時、ダイマックスを切って正面から倒しきる場面もあり、相手の特殊ダイマックスエースを潰す役として温存する戦い方もできるのだと感じました。
後出しからのサイクルを重視するか、死に出し等で対面させ、ダイマックスの耐久力を生かして戦うか、この辺りは戦況を見極めて使い分けていく必要があります。
3.技について
・ふいうち
特筆するような事はありませんが、非ダイマックス時で重宝しました。
体力の削れた相手へのトドメで使うか、アブソル側の体力が僅かな時に使用する事が多く、バンギラスだと一撃食らってしまう場面も無傷で突破できる等、アブソルで採用した意味が如何なく発揮されたと思います。
・はたきおとす
対黒バドレックスに対し、確実にダメージを与えられる手段になっている点は大きく、黒バドレックスの攻撃を後出しで受けた後、「はたきおとす」を選択する事が多かったです。
その際にポリゴン2等の相手から持ち物を没収する事が出来、その後の戦況を変えてくれる事もありました。
威力も馬鹿にならず、交代際に出た相手に「はたきおとす+ふいうち」で落とせる場面もあり、攻撃面、追加効果共にこちらも必須であると感じました。
・じゃれつく
使用機会はなくはなかったのですが、大概アブソルで相手しない方がいい相手である事が多く、強いて言えば対イベルタルの時にダイロック後の「すなあらし」のスリップダメージを避けたい時の選択肢として使用する場合が主でした。
一応後続の状態異常対策に役立つ瞬間もあったので、一概には言えませんが、バンギラスとの差別化を意識しすぎず、ダイマックス時火力増強できる「インファイト」や「ばかぢから」、耐久上昇手段になる「アイアンテール」等を採用するのも一考だったかもしれません。
・ストーンエッジ
先述した通り、ダイマックス時は対イベルタルなどに重宝しました。
ダイマックス相手だとそれほど火力は出ないのですが、相手の「いのちのたま」とダイロック後の「すなあらし」のスリップダメージを合わせると、純粋なアタッカーなら十分倒しきれる火力を持っていました。
他にもカイオーガなどに対し、天候の上書きを行え、常に「すなあらし」下にする事で水技を抑え込む動きも出来た点は優秀です。
非ダイマックス時でも使用機会はありましたが、大事な場面で技を外す事も何度かあったので、この辺りは流石エッジだな、と思いました。
勿論急所率の高さから火力面は信頼できるので、やはり割り切っていかなければなりません。
4.火力について
結論から言うと「火力はあるけどない」です。
お前は何言っているんだと思うかもしれませんが、一言で言うならそんな感じです。
実際、耐久無振りのアタッカー仕様のサンダーやイベルタル、カイオーガ等とは正面から戦えたりするのですが、ブラッキー等高耐久相手には攻めきれませんでした。
火力増強手段がなく、努力値も性格補正もない状態なので当然と言えば当然です。
ダイマックスである程度火力を補う事は可能ですが、それでもブラッキークラスの耐久相手には焼け石に水となるので、ダイマックスを切るタイミングを見誤らないよう気をつけなければいけません。
ですので低~中耐久程度の相手をするには十分ですが、高耐久相手には倒しきれず、返り討ちにされてしまいます。
この点は前回紹介したタスキ型にも同じ事は言えますが、 あちらはAに努力値を振っている以上、倒せる範囲は今回のアブソルより多いです。
5.まとめ
今回のアブソルの長所短所をまとめてみました。
【長所】
- 特殊耐久が大幅に向上しているため、後出しで投げやすくなる
- 対黒バドレックスの安定感の向上
- 低~中耐久程度のアタッカーであれば倒しきれる火力がある
- ダイマックス時の特殊耐久の高さ
【短所】
- 火力増強手段がないため、高耐久には粘られ、競り負ける
- 相手のダイマックス技を後出しで受けてからだと対処できない時がある
どちらも耐久に関して長所短所があり、高火力を後出しで受ける程の耐久はなく、半減や無効、タイプ不一致の技が飛んでくるタイミングを狙い後出ししていく必要があります。
悪タイプという耐性受けが難しいポケモンである事も、その難しさに拍車をかけている気がします。
実践し、感じてきた以上の事からチョッキアブソルの動かし方をまとめると
- 半減や無効、またはタイプ不一致技が飛んでくるのを読んで後出しする
- 特殊アタッカーのダイマエースに対しては基本後出しせず、対面で処理する
事が求められると思いました。
最後に余談ですが、アブソルとバンギラスの違いについてもう一点。
アブソルが今回対処するポケモン達は、基本的にアブソルがいた所で選出を渋られる事がないということです。
バンギラスであれば、多くの人がその性能を知っているため、余程バンギラス以外が刺さっている状況でない限り選出されない事があります。
しかしアブソルにはまったくそれがなく、選出抑制させる力が皆無です。
それを聞くと悪いように思われますが、裏を返せば、ほぼ確実に倒したいポケモンが選出されるという意味でもあります。
そもそもアブソルが攻撃を二発も三発も耐えるとは誰も想定しないので、当然と言えば当然ですが、この点もある意味バンギラスとの違いになるのかな、と思います。
まぁ使い古された言葉で言うなら「意表が突ける」なのでしょうが、この辺りは参考程度にお考え下さい。
今回も紹介したアブソルの対戦動画を上げましたので、是非ご覧ください。
それではまた次回、さようなら。