カビ丸のアブソルもふりたい

アブソルの育成論をメインに、アブソル尽くしで書き連ねていきます

メガアブソルレポート その2 ~物理耐久調整型:火の鳥鮫龍潰し~

どうも、前回は六世代に入ってからのアブソルがどう変わっていったかを大まかにお話ししていきました。
今回からは実際に育成したメガアブソル達の使い心地をみっちりレポートしたいと思います。

ではまず一匹目としてご紹介するのはこちら↓


アブソル時

メガシンカ


技構成を見ていただければわかるとおり今回は物理型でございます。
そして大事なのは努力値振りなのですがこれは以下のようになっております。



H196-B156-S156

はい!性格にも努力値にも一切A振ってません!!!

では何故こんな調整にしたのか、そして何ができるのか、しっかりご説明いたしましょう。

まず何故耐久調整を行うのか、ということについてですがこちらは以前私が書いたアブソル育成論の記事にその意義について書いてありますので詳しく知りたい方はそちらを参照してください。
こちらではざっくりと利点を挙げるだけにしておきます。↓
ステルスロックすなあらしあられなどのタスキ潰しに対してあまり痛くなくなる
・耐久型などの火力の低い相手の攻撃を確定散三発、四発等に抑えられるようになる
・タスキ以外の持ち物も持たせやすくなるetc...

どういう調整なのか、とりあえず出きることをざっくり挙げてみました↓

・最速ガブリアス抜き(メガシンカ時)
・陽気ガブリアスげきりん高乱数耐え(サメ肌込:17.97%)
・いじっぱりハチマキファイアローブレイブバード乱数耐え(37.5%)
じゃれつくガブリアス確定一発(つるぎのまい一積み時)

調整先について言うとこれくらいでしょうか。
今作もバリバリトップメタであるガブリアスさんを目安に色々調整をしてみました。
別にガブリアスが嫌いなわけじゃないですよ?単純に調整先として非常にやりやすい相手だからというだけです。
これを見ると乱数耐えばっかりじゃん、と突っ込まれる方も多いかと思いますのでもう少し細かく言わせてもらいますと、陽気ガブリアスじしんであればさめはだ二回分込でも確定で耐えることができます。
アブソル相手にはげきりんよりもじしんを打つガブリアスは多いためこれくらいは知っておいても損はないでしょう。
また、ファイアローブレイブバードも相手こだわりハチマキでも性格がようきであれば、いのちのたまならいじっぱりでも確定で耐えることができます
特殊耐久の方もウォッシュロトムハイドロポンプクラスまでなら耐えることができます。

攻撃面の方ですが今回は完全に無振りとなっております、しかし上記に書いてある通りつるぎのまいを一度積むことができれば充分な火力を生みだすことができます。
ちなみにH振りのギルガルド(シールドフォルム)も一積みした後のふいうちで確定一発です。
また、つるぎのまいを積まない時の火力はどれくらいかというと、大雑把に言えばふいうち無振りのオンバーン(H85B80)クラスの耐久を高乱数二発で落とせます。

他にもできることはたくさんあるのですがこの話はひとまずここまで。
じゃあそもそもなんでこんなアブソル育成したの?という話を少しだけ、まぁ沢山理由があるわけではないのですが。

私自身昔から耐久調整を施したアブソルを育成し、実践投入してきました。
ですので今作もメガアブソルで耐久調整をした型を育成したいと思ったのが始まりです。
そしてこのメガアブソルですが、注目すべき点は大幅なS上昇です。
しかしその反面攻撃力自体は対して上昇しておらず、つるぎのまいふいうちという点だけ見ればいのちのたまなどを持たせた方が強いという状況に陥っています。
更に言うと耐久面はまったく変わりません。
そのため物理型のメガアブソルを耐久調整して使っていく場合、アブソルとのより大きな差別点としてSの調整をどうするかが求められました。
今作からじゃれつくを習得したこと、現在対戦環境で流行っているポケモンの一角にいるファイアローの火力がガブリアスげきりんとほぼ同火力であること、メガアブソルがS115であることなどを考慮し、今回の調整に至りました。

まぁもっとテキトーなことを言えばS調整も考えつつ最近流行ってるファイアローぶっ潰したいわという理由で育成しました。


それじゃあ実践で使ってみた感想をば。
一言で言えばなかなか使いやすかったです。
耐えられる攻撃の範囲がわかっていれば堂々とつるぎのまいを積むことができ、その次のターンの攻撃で相手を落とせることも多かったです。
また、意外とメガアブソルの特性が知られておらずアブソル相手に状態異常技を使う人も多く見受けられました。
そのためこちらは無傷でつるぎのまいを積めたりとなかなかおいしかったです。
調整先の一つであるファイアローですが、こちらは素直にブレイブバードを使ってくれることが多く、そのまま反撃のストーンエッジで落とせたりしました(外れた時は泣きました)。

では肝心のガブリアスはどうか、といえばまぁそう上手くは行きませんわ。
結構ガブリアスを意識した調整ではありますが、確実にガブリアスを落とせるかと言われればNOと答えます。
理由としてはガブリアスきあいのタスキを持たせられたり、こだわりスカーフを持たせられたりすると対面ではどうしても勝てない、ということがあります。
ただあくまでも対面では、という話ですのでご了承ください。
ガブリアスの持ち物を把握するために、おみとおしをもったポケモンがいると戦いやすくなると思います。
そしてガブリアスと戦っていて気がついたのですが、どうもスカーフガブリアスと対面した場合ではつるぎのまいをこちらが積むと引いてくることが多いようです。
たまたま相手の後ろにギャラドスとかがいたから、というのもあるかもしれませんが傾向の一つとして覚えておいてもいいかもしれません。
素早さの方はガブリアスを抜けるおかげもあってS100族のリザ―ドンなどを相手にしても先手をとってストーンエッジを打つことができたりと、上からふいうち以外のサブウェポンを叩けるので非常に使い勝手がよかったと感じました。
メガアブソルの素早さはもしかしたらこれくらいでも充分なのかもしれません。

また、技構成のおかげもあってか意外とギャラドス相手にもいい働きをしてくれました。
ストーンエッジじゃれつくがあるためギャラドスの状態でもメガギャラドスの状態でも弱点をつくことができ、耐久面でもメガギャラドスたきのぼり(りゅうのまい一積み)を耐えてくれたりもしました。
後で計算をしてみたのですが、メガギャラドスりゅうのまい一積み時のたきのぼりはいじっぱりであれば低乱数耐え(62.5%)、ようきであれば高乱数耐え(6.3%)のようです。

火力面についてもう一つ触れておくと、本当にたまになのですが火力が足りないと感じることがありました。
やはり先述した耐久以上のポケモンを相手にする時、ふいうちでギリギリ落とせず終わってしまうことが出てしまいます、その点は耐久調整型の弱点ともいえます。

後はこちらもたまになのですがちょうはつが欲しくなりました。
メガアブソルのおかげで状態異常技を跳ね返せるようになったりと以前に比べてちょうはつの需要は確かに減っているのですが、みがわりじこさいせいといった技を使われるとどうしてもふいうちが通らず、つらい目に遭ってしまうのでそういった技への対策の意味でもちょうはつは欲しいと感じました。

このメガアブソルを出すタイミングについてですが、基本はどんなタイミングでも問題はないと思います。
ただ積んで一気に突破していくという戦法なので終盤よりかは序盤~中盤にかけて出していく方がいい活躍をしてくれると思います。
アブソルでは受け切れない相手と対峙した場合は基本は無理なので逃げましょう、当たり前ですが。
味方のお膳立てはそれほど必要はありませんがステルスロックや特殊面がやや弱いのでひかりのかべなどがあればより使いやすくなると思います。
こういった味方のサポートはまだまだちゃんと調べきれていないので、今後の課題としていきたいと思います。


今回のメガアブソルではとにかく積みの起点や耐えられる範囲をしっかり認識すること一番大事だと思います。


【CWCG-WWWW-WWW3-6TFG】
最後に一つ、参考程度にBVを載せておきます。
BV載せることについて問題がありましたらコメントお願いします。

ひとまずこんなところで、何か追加すべき点が見つかれば逐次追加していきます。
次回もお楽しみに。